会社から紐解くレッドウィングの歴史
1905 / RED WING SHOE COMPANY, INC. レッドウィング・シューカンパニー
1905年初め、チャールズ・ベックマンは14人の仲間と一軒の小さなレンガ作りの靴工場を建てた。「RED WING SHOE COMPANY」だ。最初の1、2年は苦労を重ねたものの、次第に評価を得たレッドウィング社の靴は順調に売上げを伸ばし、4年目にはレンガ造り4階建ての工場を建てるに至った。2008年現在、年間販売数量は300万足を超え、雇用人数は約1,700名、市場は世界の約150ヶ国となっている。創業以来ずっと、レッドウィング社の本社はミネソタ州の小さな町レッドウィング・シティに拠点を置き、現在でもあえて株式上場をせず、長期的な視点で経営を続けている。米国内にエ場を持ち「メイド・イン・USA」にもこだわり続ける。
PREV
NEXT
1909 / PLANT ONE プラント・ワン(第一工場)
写真は1909年に撮影されたプラント・ワン(第一工場)。この年、販売足数の増加に伴い、建物が三階建てに増床され、現在の姿になった。この場所で、手作業による裁断やミシンを使った縫製により、職人たちひとりひとりの想いのこもった靴がつくられ、完成したブーツは馬車のワゴンで運ばれていった。また広告にも力を入れたことにより、レッドウィング・ブランドの品質へのこだわりが世間へと浸透していく。2008年現在もなお、プラント・ワンは修理部門、商品開発部門、機器整備部門として稼動している。
PREV
NEXT
1928 / RED WING LOGO レッド・ウィング・ロゴ
レッドウィングがロゴに用いている赤い羽根は、レッドウィング・シティのシンボルでもあり、市役所など市の施設や地元企業の多くがこの赤い羽根をモチーフとした企業ロゴを使用している。レッドウィング社では1928年、「RED WING SHOE」の文字と「赤い羽根」のイラストを組み合わせたロゴを初めてRED WING 採用。その後、会社の正式な商標として登録し、現在に至る。細かなデザインについては、時代やその時々に応じて若干のマイナーチェンジを加え、2007年からは羽根の部分の視認性や再現性を高めるために現在のカタチとなる。
PREV
NEXT
1940 / RED WING MOBILE SHOE STORE モバイル・シューストア
1940年、レッドウィング社はショールームを兼ねたトレーラーに靴を積み込みシボレーで牽引する世界で始めての靴の車両移動販売を始めた。「モバイル・シューストア」の始まりである。この「モバイル・シューストア」は作業現場で働く人々のもとへ行きその場でワークブーツを販売するというスタイル。直接ユーザーの声を聞きながらの販売は、その後の商品開発にも大いに役立った。2008年現在も、毎日約180の「モバイル・シューストア」が全米の作業現場を巡っている。
PREV
NEXT
1965 / PLANT 2 プラント・ツー(第二工場)
1965年、レッドウィング社は拡大する需要に応えるため、レッドウィング・シティー内にプラント・ツー(第二工場)を建設した。プラント・ワンに比べて格段に広いこのプラント・ツーは現在、レッドウィング社の米国内での生産の中核を支える工場となっている。日本向けの商品の約半分は、この工場で生産されている。
PREV
NEXT
2005 / CENTENNIAL 創立100周年
2005年7月30日、レッドウィング社は創立100周年を祝う盛大なフェスティバルを開催。この催しの目玉は、牛約80頭分もの革を使用して制作した高さ16フィート(約5m)、長さ20フィート(約6m)、重さ2,300ポンド(約1,040kg)のワークブーツ(品番877)である。USサイズに換算すると「638 1/2D」となるこのブーツは、世界最大のブーツとしてギネスに認定された。さらに、このフェスティバルには約6,000人もの人が参加、人口わずか16,000人のレッドウィング・シティーにおいて街をあげての祝典となった。
PREV
NEXT