RWスタッフ 24秋のスタイリング
季節もすっかり肌寒くなり「STAFF STYLING」ページにも秋の装いが増えて来ました。ブーツシーズンも本格的に到来ということで、軽めのアウターとブーツのコーディネートも楽しくなってきますね!毎日のブーツスタイリングに迷ったら・・・
当サイトのTOPページをスクロールして頂くと最新の投稿をご覧いただけます。また、こちらからも直接スタイリングページにジャンプできます。ぜひ秋のスタイリングの参考にのぞいてみてください。
ページのスタイリング画像をクリックすると、スタッフのコメントや着用商品等さらに詳しい情報が記載されています。スタッフによってはケア商品や着用サイズの情報もありますので、自分に近いスタッフの情報を参考にしてみたり、これからのシーズンのコーディネートを考えるヒントにもつながると思います。
また、各商品ページにもその商品を着用した画像が出ていますので、購入商品のスタイリング参考にしてください。
投稿は毎日どんどん増えていきますので、ぜひ定期的にご覧ください!
「冬の装いに馴染むメンズライクな濃色ブーツ」
エディター小林 文が紐解くRED WINGの魅力 Vol.2
「冬の装いに馴染むメンズライクな濃色ブーツ」
エディター小林 文が紐解くRED WINGの魅力 Vol.2
エディター小林 文が紐解くRED WINGの魅力 Vol.2
ファッションエディター小林 文が、体を張ってRED WINGの魅力を解説するこのコラム。Vol.2も再び青山店へ。ピックアップした4足を冬版セルフスタイリングでお見せします。
Vol.1の夏のブーツに続き、今回は秋冬バージョン。肌寒い季節は、ブーツが足元を温めてくれるだけではなく、ボリュームのある素材にも躊躇なく合わせられる自由度の高さも魅力です。
今回青山店でピックアップしてきたのは4足。さっそくセルフコーディネートとともにご紹介します!
【STYLE NO.3605】
6-INCH CLASSIC MOC / CLOVE ACAMPO
【STYLE NO.97370】
COTTON BLEND RAGG CREW / OVER-DYED BLUE
まずは、前回も紹介したブランドの定番シリーズ、クラシックモック。新色の「クローブ・アキャンポ」。赤みのあるミルクチョコレートのようなブラウン。(屋内と屋外で撮った写真の色味が違って見えるのですが、上の屋内のほうが正しい色味に近いです。)
こっくりしたカラーが季節的にしっくりきますし、ソールの色もシックでいい。Vol.1で紹介した同シリーズは白で爽やかだったのに対し、こちらはブラックなので重厚感あり。足元がぎゅっと引き締まります。
着こなしはつい先日5年ぶりにパリを訪れた際、左岸サンジェルマンの通りで出会ったムッシュをそのままコピー。目の前を歩くその男性は30代くらい、私と同じか少し若かったかも。ベージュのステンカラーコートをバサッとあけて、デニムシャツと同色のデニムパンツ、足元はブラウンのスエードブーツ。とっても素敵でした!
ベージュ✕ブルーは春夏でもする組み合わせですが、この赤みのあるブラウンが入るだけでぐっと季節が深まることを教わりました。
紐を上まで緩みなく締め、太めのデニムの裾をしっかり被せる。「太めボトム✕RED WING=カジュアル」となりそうですが、逆に紐の半分がパンツの裾で隠れるため、ブーツの土っぽさが薄まる。スニーカーくらいの気楽さで、案外細身ボトムと合わせるよりもきれいめに履けるのでは?と新たな発見でした。メルシー、ムッシュ!
(ちなみにソックスもRED WINGのオリジナル。青山店で試着した際にソックスをお借りしたのですが、厚手素材がブーツとのあたりをやわらかにしてくれる!と感動した逸品です)
【STYLE NO.3366】
IRON RANGER / BLACK BOUNDARY
こちらは初めて紹介する、「アイアンレンジャー」というシリーズ。もともとアメリカ・ミネソタの鉱山地域で働く人々のためのブーツなので、硬めのレザーに加えつま先が二重になっている(重い石から守ってくれる)のが特徴。ソールも「モックシリーズ」のラバーとは異なり、グリップ力に優れた硬派なソールです。
コーディネートは“大人のグッド・ガール”をイメージしたモノトーン。“大人の”というのがミソです。これがもっともっと細身のレースアップシューズだったら⋯、ポインテッドトゥのレースアップだったら⋯、きっと物静かな“いい子”になりそうなもの。でもこの硬派な佇まいがそれを防いでくれる。来年40になる紛れもなく大人な私には、いい子ぶりっこせず(笑)、このくらいちょっと毒気があったほうが、年齢的にも帳尻が合う気がするのです。
【STYLE NO.3412】
CLASSIC CHELSEA / BLACK CHAPARRAL
紐がないサイドゴアタイプもRED WINGなんです。意外ですよね?くるぶしの丸い骨が隠れる程度の高さで簡単に履けるから、子連れでバタバタする日もノールック、立ったままひょいと履いてそのまま歩き出せます。スウェット✕グレースラックスの“紳士の休日”コーデの仕上げとして。ローファーよりもシンプルなつま先を演出してくれます。
【STYLE NO.3375】
6-INCH CLASSIC MOC / ORO LEGACY
そして、前回同様、大定番「クラシックモックシリーズ」のオロも。キャメルと白(ソール)のコントラストがはっきりしているのが特徴的。カジュアルな見た目だからこそ、夏は黒ワンピのハズシとして投入したのですが、冬バージョンは真逆の発想で、カジュアルの代表ボトム、チノパンに合わせて。このカジュアル✕カジュアルの合わせは個人的にはなかなかの冒険をしたつもり。⋯だったのですが、いざやってみると、自分で言うのもなんですが、めっちゃイイ!笑
ポイントは、ブーツにまず目がいきそうなところを、ざっくりとしたニットで上半身にも注目を分散させる。そうすることで、チノパンとブーツのカジュアルさがいい意味で目立たず、全体がじんわりなじみます。
最後に、白のコットンレースのスカーフをラフにキュッと巻いてアクセントに。「レースなんて女のものでしょ?」なんて無粋なことは言わない、北欧の男の子風(イメージ)です。
・
自分でコーディネートして、自分で着て、自分で書いてみて思ったのですが、想像以上にいつもの私の地味色多めクローゼットに合う。足元に重み、ボリュームが欲しくなるこれからの季節にもぴったりです。
青山店店長・石井さん曰く、「スエードも表革も雨や雪に強い」とのこと。ますます季節的に心強いではありませんか!
秋冬でしっかり履き込んで、靴を足になじませて、春、少しやわらかくなったブーツを履く⋯なんていうのも素敵な計画なのでは?と妄想中です。
「WILL YOUR WINGS」
耐久性に優れ修理できるRED WINGのブーツだからこそ可能な、親から子、師匠から弟子、友人から友人など、次世代に受け継いでいく取り組みが10月からスタート。
単純に“モノ(=RED WING)”を受け継ぐだけではなく、その人の“想い”を受け継いでいくことがテーマ。「WORN TO 〇〇、LEFT TO 〇〇」と誰から誰へ引き継がれるかタグに名前を記して、ブーツの内側に縫い付けるサービスを開催中。詳しくはこちらへ
先日イタリアで開催された「Fendi Women’s Spring / Summer 2025 Fashion Show」のランウェイにて、FendiとRed Wing Heritageのコラボレーションブーツが初披露。開発チームはFendiチームと共に、15種類のユニークなクラシックモックを#Fendiss25のために製作。伝統と創造性を融合させた価値観を体現したアイテムは、2025年春、Fendiから商品化が予定されている。
AYA KOBAYASHI
Instagram↗︎ @kobayashi_bun
1985年生まれ。ファッションエディターとして、主婦の友社『GISELe』や講談社『mi-mollet』などで編集・執筆中。お笑いライターとしても活動。一児の母でもある。
WILL YOUR WINGS Vol.2 〜父から息子へ〜
それぞれの“WILL YOUR WINGS” Vol.2
土堂響生×土堂雅之
土堂響生×土堂雅之
現状を打開し、自分らしく生きることに挑むすべての人を称賛する取り組み「OUT OF FASHION」。
その枠組の中で、この10月から「WILL YOUR WINGS」が始動。
耐久性に優れ修理できるRED WINGのブーツだからこそ可能な、 親から子、師匠から弟子、友人から友人など、次世代に受け継いでいく取り組みである。
単純に“モノ(=RED WING)”を受け継ぐだけではなく、その人の“想い”を受け継いでいくことが本キャンペーンの大きなテーマ。
今回もWILL YOUR WINGSを体現する親子として、大阪店スタッフ土堂響生とその父土堂雅之に話を聞いてみた。
■プロフィール
(当時のタグを残した貴重なサンプル。大阪店にて是非チェックを)受け継いだRED WINGは青春時代の相方
― RED WINGのブーツは育ててこそ良さが引き立ちますよね。そんな愛着のあるファーストRED WINGを響生さんに受け継いだのはいつ、どの様な理由からでしょうか?
父・雅之:
響生が高校生の頃です。私と同じく私服の高校に通っていたので、響生もその頃からファッションに興味を持ち始めました。よく私のクローゼットやシューズボックスを物色しており、様々なアイテムを貸したりしていました。その内の一つがこのRED WINGです。
明確にいつ受け継いだというわけではなく、気が付いたら響生に受け継がれていた形になりますが、自分の憧れのブーツを気に入って履いてくれていたので、親として嬉しかったですね。
ただ当時はこのブーツを含めて、様々なアイテムが響生の元に渡ってしまい、着るものがなくなり痛かったです。(笑)
― そういった経緯で受け継いだのですね。響生さんにとってこの受け継いだRED WINGはどの様な存在でしたか?
息子・響生:
受け継いだRED WINGは青春時代の相方です。
高校生の頃、YouTubeや映画を見て、アメカジと出会いました。そういった様々な映像で知ったアメカジのアイテムが父親の部屋にはあり、その中の一つがRED WINGだったんです。
そのため僕にとっても、このRED WINGは憧れのアイテムでした。当時はスニーカーブームだったことから、周りでRED WINGを履いている友人もいなかったため、履いている時は優越感を感じていました。(笑)
どんな天候でも履けることがこのブーツの魅力の一つなので、雨の日なども気にせず、四六時中履いていましたね。
― 青春を共に過ごしたブーツなのですね!現在も変わらず履いているのでしょうか?
息子・響生:
ちょうど9ヶ月前くらいから大阪店で働いていますが、それからはエイジングサンプルとして店内にディスプレイしています。
父と僕が20年以上履き続けたブーツであることから、購入を検討されるお客様に対して、長く着用を続けるとこれだけ味が出るという“教科書”の様な使い方をしています。
― 響生さんが今ではRED WINGで働かれており、受け継いだブーツをディスプレイとして活用している訳ですが、雅之さんはどの様に感じますか?
父・雅之:
私の憧れが息子の憧れにもなり、そして今こうして息子が働いているのを考えると、何かご縁があったのだと感じます。
親子で27年間にもわたり着用を続けてきたブーツが、お客様に対する生きた教材となることは感慨深いですね。
実際に様々なお客様に見てもらい、自分もRED WINGを育ててみたいと思ってもらえると嬉しいです。
人と人との対話を大切にする気持ちや姿勢を後世にも繋ぐ
― 最後に”WILL YOUR WINGS”についてです。この取り組みはただモノを受け継ぐことだけでなく、人の想いや心を受け継いでいくことが大きな柱にあると感じています。そんな人の心にフォーカスした時、お二人の受け継ぎたい/伝えていきたい思いはありますか?
父・雅之:
全ての仕事において言えることかと思いますが、私のいる建築業界でも、人の手を介さない機械化やデジタル化が進んでいます。ただ建物は最終的に人の手でつくりあげるものです。
関わる様々な人達の努力の積み重ねで成り立っていると言っても過言ではないかと。
そのため私達はお客様と職人の間に立つものとして、人と人の対話を何よりも大切にしないといけないと考えています。部下など若い人に対しては、「あなたの仕事だからやります」とリスペクトされる人間になってもらいたく、言葉や行動、姿勢を受け継いでいきたいです。
息子に対しても、同じく商品を売る人間として、そういった気持ちの部分を継承していければと思います。
30年、40年と時が経ち、さらにデジタル化が進んだとしても、人と人との対話を大切にする気持ちや姿勢は後世に繋いでいかないといけないと考えています。
息子・響生:
僕はWILL YOUR WINGSの取り組みがあったことで、家族との思い出を振り返ることが出来ました。
先程父からの話にもあった通り、父は単身赴任も多くあまり家にいなかったことから、育ててくれたことに対する感謝の気持ちが正直薄かったんです。
ただこの取り組みをきっかけに、家族のアルバムを見返したりする中で、育ててくれたことへの感謝の気持ちが湧き出てきました。僕や兄弟が小さかった頃に母が綴っていた日記も出てきてこっそり読んだのですが、すごく感動しました。
今両親に対しては、育ててくれた感謝の気持ちでいっぱいです。
この取り組みを通して、人から人へ繋いでいく想いの大切さに気付かされたので、たくさんの人にも繋ぐ想いや受け継ぐことの大切さを知ってもらいたいですね。
24FW LOOK BOOK - 875 & 3375 -
今年は春夏シーズンに発売した新作商品や先日発売した秋冬シーズンの新作商品などが記憶に新しいですが、やはりレッドウィングの最もアイコニックなアイテムは875です。
1952年、白く底が平らでクッション性に富むトラクショントレッド・ソールをワーク・ハンティングを用途とする男性用のブーツに初めて導入し発売したのが8インチ丈のブーツ「877」です。
このブーツは発売と同時に大成功を収め、数年で様々なバリエーションが広がりました。6インチ丈の「875」もそのひとつです。
どのような場所でも歩きやすく長時間履いても疲れにくいソールに、良質なレザーや堅牢なつくりがもたらす機能性と耐久性で、875はワーカー達に絶大な支持を得て、アメリカを代表するワークブーツとなり、その後約70年以上経った現在でもレッドウィングを代表するブーツとして愛され続けています。
今回はどんなコーディネートとも相性抜群な875のスタイリングサンプルをご紹介します。
875を履き始める前からエイジングしていく過程を写したLOOKになっています。
また、同じオロレガシーレザーを使用したウィメンズモデルの「3375」も。
ぜひお楽しみください。
875と3375に使用されている「オロレガシー」レザーはレッドウィングの中でも一番良い部分の革を使用しています。
そのため革も柔らかく、履きはじめから足への馴染みが他とは違います。
履く回数を重ねるごとに味わい深くなり、自分の足にフィットしてくる感覚はきっと気に入っていただけるはずです。
[MEN’S] STYLE NO.875
6インチ クラシックモック
[WOMEN’S] STYLE NO.3375
6インチ クラシックモック
875と3375のLOOKはこちらからも
レッドウィング・ジャパンInstagram
またレッドウィング・ジャパンのYouTubeではマーケティングマネージャー阿部が875を着用してコーディネートをご紹介している動画が公開中です。
↑こちらもぜひご覧ください↑
【Photo : Keisuke Miyamoto】
WILL YOUR WINGS Vol.1 〜父から息子へ〜
それぞれの“WILL YOUR WINGS” Vol.1
髙野絢史郎×髙野真実
髙野絢史郎×髙野真実
現状を打開し、自分らしく生きることに挑むすべての人を称賛する取り組み「OUT OF FASHION」。
その枠組の中で、この10月から「WILL YOUR WINGS」が始動。
耐久性に優れ修理できるRED WINGのブーツだからこそ可能な、 親から子、師匠から弟子、友人から友人など、次世代に受け継いでいく取り組みである。
単純に“モノ(=RED WING)”を受け継ぐだけではなく、その人の“想い”を受け継いでいくことが本キャンペーンの大きなテーマ。
そんなWILL YOUR WINGSを体現するひとり、福岡パルコ店ストアマネージャー髙野絢史郎とその父髙野真実に話を聞いてみた。
■プロフィール
(真実さん(左)と福岡店ストアマネージャーの絢史郎さん(右)) (真実さんから受け継いだ 6-INCH CLASSIC MOC / STYLE NO. 8179) (家族写真の数々。真実さんの足元には受け継いだRED WINGのブーツが) (気さくな人柄の真実さん)
家族と出かける何気ない日常には、いつもこのブーツがあった
― 本日はお時間いただきありがとうございます。今、絢史郎さんが着用されているブーツが真実さんから受け継がれたブーツでしょうか?
息子・絢史郎:
はい。そうです。ちょうど今日リペアから戻ってきたばかりで、久しぶりに履けて嬉しいです。
― エイジングが進んでいて非常に味のあるブーツですね。真実さんはこちらのブーツをいつ手に入れたのでしょう?
父・真実:
1998年の頃です。もう26年前ですね。
RED WINGは若い頃から憧れで、いつか購入したいと考えていました。その日は東京出張中で、観光で立ち寄った上野・アメ横のショップで、当時憧れていた藤原ヒロシさんやNIGOさんが着用されているこのブーツを見つけ、思わず即買いしました。手に入った時は本当に嬉しかったのを今でも覚えています。
今は何足も所有していますが、実はこれが私のファーストRED WINGなんです。家族と出かける何気ない日常にはいつもこのブーツがありました。
― ファーストRED WINGを息子さんが今履いているというのは、なんだか胸が熱くなりますね。そんな愛用していたこちらのクラシックモックに関して、お気に入りのポイントはありましたか?
父・真実:
まずはルックスですね。革の質感、色のバランスがお気に入りです。
次に、長く着用したからこそ刻まれる味。そしてなにより長く履ける耐久性です。
若い頃は、家族で出かける際、デニムパンツやチノパンツはもちろんですが、レザーパンツに合わせたりなどして様々な合わせ方で楽しんでいました。
今は年も取ったので、若い頃の様に攻めた服装はしなくなりましたが。笑
(父と息子が育てあげた26年選手。丁寧に靴紐を通していくことも長く履き続ける秘訣) (撮影当日はあいにくの雨模様。そんな雨の日でも履けるのがRED WINGの魅力) (真実さんの元に再び戻る日も近いかもしれない)受け継いだRED WINGは僕の憧れだった
― 長く履けるところ、そしてどんな服装にでも合うところはRED WINGのブーツの魅力ですよね。そんな愛着のあるファーストRED WINGを絢史郎さんに受け継いだのはいつ、どの様な理由からでしょうか?
父・真実:
絢史郎が古着屋に勤めていた時です。10年前くらいかな。
昔から「好きなことをしなさい」と伝えてきたのですが、そんな絢史郎が興味のあるファッション業界に入ったことをきっかけに、夢を切り開く息子への手向けとして受け継ぎました。
― そういった経緯で受け継いだのですね。受け継いだ側として絢史郎さんは、その時どの様な思いで受け取ったのでしょうか?
息子・絢史郎:
この受け継いだRED WINGは僕の憧れだったんです。
お金がなくて購入できなかった学生の頃は、父の目を盗んで、出かける際によく借りたりしていました。笑
そのため父がこのブーツを受け継いでくれた時は、恥ずかしくて言葉にできませんでしたが、内心すごく嬉しかったことを覚えています。
父にとってのファーストRED WINGでもありますが、実は僕にとってもこのブーツがファーストRED WINGです。
― 真実さんのファーストRED WINGが、絢史郎さんにとってのファーストRED WINGというのは、さらに胸が熱くなる話ですね・・!そんな受け継いだブーツですが、絢史郎さんは普段どの様に着用していますか?
息子・絢史郎:
26年前のブーツですが、未だ現役で、例えば雨など天候の悪い日でも履くことができるので、どんな時でも僕の足元にはこのブーツがいます。
父から受け継いだブーツであるとともに、RED WINGの代表的なアイテムなので、履く時は自分のマインドを楽にさせてくれる、そして強くさせてくれる存在です。
僕の様々なモチベーションを上げてくれる、相方の様な存在です。
― 絢史郎さんがこの様に履いてくださっている訳ですが、このブーツを見て今どう感じますか?
父・真実:
あの時の憧れは今も変わらないです。やはり格好良い。エイジングが進み、ビンテージ感が強くなったと感じます。
自分の好きだったものを、能動的に使ってくれることは夢の様な話です。親冥利に尽きます。
いつかまた手元に戻ってこないかなんて思います。笑
息子・絢史郎:
いつかもし生まれたら子どもに受け継ぎたいと考えていましたが、確かにまた父に受け継ぐというのもありですよね。10年後とか。
父から息子、そして息子から父にさらに受け継いでいくということもやってみたくなりました。
さらに父から僕の息子になんてことが起きたら最高ですね!笑
感謝とありがとうの気持ちを忘れないこと
― そういう受け継ぎ方もありですよね!改めて今のお話をお伺いする中で、本当にお二人は”WILL YOUR WINGS”の体現者だと感じました。実際ここからこの取り組みがスタートするわけですが、こう広がったら良い、こう盛り上がったら良いなどご意見はございますか?
父・真実:
RED WINGは頑丈なので、長く履くことができますし、履くほどに味が出てきて、どんどん愛着の湧くブーツです。これは、履いたことのある人しか体感できないことだと思います。
WILL YOUR WINGSを通して、長く履くことの魅力が様々な人に伝わると良いなと考えています。
僕の周りでは他にもRED WINGの愛用者がたくさんいて、時々RED WING談義に花を咲かせるのですが、そういった幸せの輪が広がっていって欲しいです。
息子・絢史郎:
受け継ぐ先には色々な人がいると思っていて、僕みたいに元々RED WINGに興味がある人だけとは限らないと思います。
父が好きで興味のない息子に受け継ぐという場合もあるかもしれない。
ただそういったことをきっかけとして、RED WINGに興味を持ったり、親子や師弟関係の会話が広がったり、人と人がつながっていく取り組みになったら良いなと思います。
知れば知るほどRED WINGは面白く、僕の様に元々興味があっても、今日戻ってきた様にリペアして長く使えることも知りませんでしたから。
― 今、絢史郎さんからもお話にあがりましたが、このWILL YOUR WINGSはモノだけではく人の想いや心を受け継いでいくことが大きな柱にあると感じています。そんな人の心にフォーカスした時、お二人の受け継ぎたい/伝えていきたい思いはありますか?
父・真実:
当たり前かもしれませんが、感謝の心、ありがとうの気持ちを受け継いでいきたいです。
人生は楽しい時だけでなく、辛い時、苦しい時が必ずありますよね。そんな時、家族や友人にその思いを共有することで、気持ちが軽くなったり、前向きになることもあるはずです。
そんな支えてくれる人がいてくれることに対して、感謝とありがとうの気持ちを忘れないことが大事だと思います。
よりしっかり楽しい時を楽しめる様に、その気持ちを忘れないでいてほしいです。
息子・絢史郎:
僕は父からの思いを受け継いだ息子として、そして福岡店のストアマネージャーとして、足を運んでくださっただけでも、お客様に対して感謝とありがとうの気持ちを大切にしています。
このストアにいるスタッフにもそういった気持ちを大切にしてもらいたいですね。お客様と会話し、RED WINGに関する知識を一つでも持って帰っていただくことも、一つの受け継ぎ方なのかなと思います。もしかしたら、その知識がその人の家族や友人との会話のきっかけにつながるかもしれませんから。
最後にもう一つ。
RED WINGだけではなく、「身につけるアイテムを手入れして長く使うこと」をいつか生まれるかもしれない子どもに受け継いでいきたいですね。
こういった考え方も、父から受け継いだ様々なことの一つです。
僕が受け継いだ26年前のこのブーツが今も現役であることが、なによりの証明かなと思います。
WILL YOUR WINGS
MADE TO LAST, MEANT TO BE HANDED DOWN
末永く愛用されるために作られた、次世代に受け継がれるもの
1905年以来、RED WINGは品質、クラフトマンシップ、そして最高級の素材にこだわり、ブーツを作り続けてきました。ファストファッションや使い捨ての流行が蔓延する世の中において、私たちのブーツは時を超えて耐えうるものとして作られています。歴史の中で、多くの人々が、大切な人から受け継いだブーツにまつわるストーリーを語ってきました。それは絆を深め、思い出を形にし、時代を超えた関係を思い起こさせるものです。小さな行為ではありますが、とても意義のあることです。
だからこそ、私たちはブーツに小さな意思を縫い込むことで、次の世代にブーツを残すお手伝いをします。
LEAVE BEHIND MORE THAN YOUR STORY
あなたの物語を次世代に残しましょう10月12日(土)に東京青山店で開催される「WILL YOUR WINGS」イベントにぜひお越しください。お持ちのブーツを持参いただければ、当社の熟練の靴職人が「WILL YOUR WINGS」タグを縫い付けます。 ※店頭イベントは終了いたしました
- イベントの詳細はこちら -
受け継がれる伝統
BRELEN + MA
ブレレンはカリフォルニア出身の蹄鉄工で、時代を超えた技術を極めた職人です。
数え切れないほどの時間をかけて馬の蹄を削り、蹄鉄を取り付ける中で、彼はRED WINGのブーツに頼ってきました。
彼はその職業においても、ブーツの選択においても、伝統や職人技の遺産を大切にしています。そして、弟子のマックスと共に働きながら、同じ価値観を彼に伝えることに努めてきました。その一環として、ブレレンは自分に受け継がれたのと同じアイアンレンジャーの一足をマックスに譲り渡し、彼の若い友人に技術と技能への同じ敬意を植え付けようとしました。
「蹄鉄は幸運をもたらす」と言われますが、ブレレンはその幸運は馬の生き様や物語から蹄鉄に込められるものだと信じています。彼は、このブーツにも少し幸運を吹き込んで、マックスが自分自身の新しいストーリーを描いていけるようにと願っています。
母から娘へ授ける想い
Yuki + Shino
由生は、詩乃が9歳のときに初めてRED WINGのブーツを贈り、いつでも自信を持ち続けて欲しいと願いました。詩乃はその考え方を大切にしながら、母とともに世界を旅し、新しい人々との出会いに胸を踊せ、未知の経験にも恐れずに挑んでいます。
由生は、詩乃の内側にある静かな決意がさらに成長し、彼女に課される期待に立ち向かい、自分の未来に限界を設けることなく、可能性を広げていくことを願っています。
A History Of Long-Lived Boots
長く愛されてきたブーツの歴史
WILL YOUR WINGS US origin →
RED WING FW24 新商品のご紹介
RED WING
FW24 NEW MODELS
FW24 NEW MODELS
今シーズンのレッドウィングヘリテージは、創業者への時代を超えたオマージュとして誕生し、この度新しく生まれ変わったベックマンを筆頭に、新しいレザーを纏った定番のクラシックモックやアイアンレンジャーの新作が発売されました。
レッドウィング創業者であるチャールズ・ベックマンは1857年に17歳の若さでミネソタ州のレッドウィングシティに移住し、靴業界で生涯にわたる旅をスタートさせました。レッドウィングに定住した後、勤勉な青年は1883年に靴店をオープンしました。高品質の靴へのあくなき追求によりベックマンは自分の手で問題を解決するようになり、1905年のレッドウィング・シューカンパニーの設立に至りました。のちに名作となるこのブーツは創業期である20世紀初頭のレッドウィング社のブーツをベースに、今日の素材とテイストをミックスさせて2006年に現代の消費者に向けて作られました。そして今シーズン再登場したベックマンは、ラストやレザー、スピードフックなど、最初にベックマンを誕生させた開発チームの意見が多いに反映されたデザインの改良が行われています。
さらに、モダンなスタイルに合わせたメンズフィット向けのオールブラックのクラシックモックが誕生し、#3194 メンズのオールブラック・クラシックチェルシー、#3380 ウィメンズのオールブラック・クラシックモックと共に黒の単色ラインナップが揃いました。人気のアイアンレンジャーには、FW23でクラシックモックにも採用された深いグリーンのアルパイン・ポーテージレザーが仲間入りし、ラインナップがさらに充実しました。
ウィメンズラインは柔らかな手触りのラフアウトレザーのクラシックモックが登場。ブラックソールを纏い、他のスタイルとは異なるアクセントを作り上げています。
また、かつて日本でも発売されていて、現在はアメリカのワーク市場で展開されているペコスブーツの日本とヨーロッパでの取り扱いがFW24新商品の発売とほぼ同時にスタート。11インチの筒、高めのヒール、ペコスブーツの中でも最も尖ったつま先で典型的なウエスタンブーツのスタイルをしたものですが、インソールもクッション性の高いポロンが採用されるなど、ワーク商品ならではの機能も搭載された一足となっています。
[WOMEN’S] STYLE NO.3605
6インチ クラシックモック
クローブ・アキャンポ レザー
48,290円(税込)
商品ページはこちら
https://redwingheritage.jp/item/03605.html
[MEN’S] STYLE NO.8074
6インチ クラシックモック
ブラック・ハーネス レザー
45,870円(税込)
商品ページはこちら
https://redwingheritage.jp/item/08074.html
[MEN’S] STYLE NO.8078
アイアンレンジャー
アルパイン・ポーテージ レザー
50,710円(税込)
商品ページはこちら
https://redwingheritage.jp/item/08078.html
[MEN’S] STYLE NO.9419
ベックマン
ブラックチェリー・エクスカリバー レザー
55,550円(税込)
商品ページはこちら
https://redwingheritage.jp/item/09419.html
[MEN’S] STYLE NO.9422
ベックマン
シガー・エクスカリバー レザー
55,550円(税込)
商品ページはこちら
https://redwingheritage.jp/item/09422.html
[MEN’S] STYLE NO.9423
ベックマン
ブラック・エクスカリバー レザー
55,550円(税込)
商品ページはこちら
https://redwingheritage.jp/item/09423.html
《本国アメリカのワーク市場で販売されているペコスの日本での取り扱いが特別にスタート!》
[MEN’S] STYLE NO.1155
11インチ ペコス
ブラウン・ブーマー レザー
51,150円(税込)
LEADオーナー高雄大善が語る“RED WING”とは。(後編)
“ヴィンテージを買うというのは歴史を買うということ。自分で歴史をつくっていけるのが新品のRED WINGを買う魅力”
LEADオーナー高雄大善が語る“RED WING”とは。(後編)
前編はこちら
- 100年前から同じものをつくっていれば、技術は進歩する。古ければ良いというわけではないのかなと -
阿部:
高雄さんにとって最初のRED WINGはなんだったんですか?
高雄:
10代の時に祖母に買ってもらったスウェードのエンジニアが最初で、次が成人式の時に親に買ってもらったポストマンですね。もう何回もソールを変えてかれこれ14-15年は履いてますね。
(2014年の高雄氏のインスタグラムの投稿)
阿部:
まさに今度「WILL YOUR WINGS」っていうキャンペーンが立ち上がるんですけど、思いを靴に重ねて受け継いでいくことを啓蒙するようなキャンペーンなんです。高雄さんは靴を受け継いだわけではないですが、ある種これも一つの「WILL YOUR WINGS」だなと思います。
高雄:
そうですね、モノとしてももちろん気に入っていますが、自分の中ではまた別の意味を持っているモノですね。当時広島ではなかなかRED WINGは買えなかったんですけど、やっぱり古着屋に通う中で、かっこいい靴っていうイメージが当時からあったのはよく覚えています。当時は「古い方がかっこいい!」みたいな固定概念があったんですが、今では新品から履き込んで良かったなと思います。
阿部:
古ければ古いほど良いという固定概念、一回は通りますよね(笑)
高雄:
そうですね。今は古いほど良いというよりかは、古いほうが価値があるってみんなが思ってると思うんですよね。もちろん数が少なければ当たり前に価値は上がるんですけど、古い=良いっていうのはまた別なんじゃないかなと思います。
阿部:
RED WINGで言っても、革もそうですし、技術も今の方が良い部分はありますね。当たり前ですけど、昔から同じものを作り続けていけば、技術は向上していくじゃないですか。そう考えると、今の方が技術は圧倒的に高いので、良い靴を提供できていると思っています。 同じものをずっと作り続けているからこそ言えることかもしれないですが。
高雄:
なくなっちゃうと思うと、履くときの意識も変わりますよね。また買えるっていう安心感はすごく嬉しいポイントですよね。だからこそ、ガンガン履ける。
阿部:
ガンガン履いてもらうことこそが一番RED WINGらしいんです。だから、RED WINGは自分たちで変に価値を上げるようなことをしないというか、なるべく身近な存在でいられるようにしたいと思っているんです。
高雄:
最近阿部さんはどんなアイテムが気になってますか?
阿部:
僕はずっと変わらないですよ(笑)
オンブレのシャツなんかは在る種の使命感を感じて買っちゃいますね。
高雄さんはどうですか?
(阿部のオンブレシャツのコレクションの一部)
高雄:
僕は時計ですかね。昔はあんまり興味がなかったんですけど、知れば知るほど良いなと思うようになってきてます。
(高雄氏の愛用しているウォッチとジュエリーの一部)
阿部:
高雄さんも色々買ってアップデートしてると思うんですけど、何着てても高雄さんっぽさってありますよね。買い物する時に意識していることとかあるんですか?
高雄:
うまく言えないですけど・・・強いて言うなら今までやってきた作業の答え合わせみたいな感じですかね。たくさんいろいろな服に袖を通してきたんですよ、ミーハーな服もたくさん着てきたと思いますし。でも定期的に過去の自分の写真を見ていると「この時の自分ださいな」とか「このワークパンツをこのサイズで履くと全体のシルエットが綺麗に見えるな」とか気付くんですよね。その集約が今のスタイルだと思っているので、その結果同じようなものが増えていってるんだと思います。阿部さんも何着てても阿部さんっぽいですけどね(笑)
阿部:
僕はもともとはセレクトショップでバイヤーをやっていたので、その時々のシーズンやトレンドを追いかけてはいたんですけど、RED WINGで働くようになって、これからの自分がずっと大切にしたいと思えるものを買うようになりましたね。自分なりのベーシックというか。実際高雄さんもそうですし、周りの先輩とかも毎年同じようなスタイルでも不思議とかっこ良く見えるんですよね。
高雄:
男社会特有と言うか、先輩の影響力みたいなものはありますよね。先輩から譲り受けたものとかって、今でもすごく特別な思い入れがありますし、先輩方が築いてきた道にしっかり続かなきゃいけないとは日々思います。もちろん、そこに自分らしさというのも足していきたいなと思っていますが。
阿部:
そうですね。僕もこれだけ長く続いているブランドに自分が関わっている中で、自分が影響を受けたように、20代や10代の方にもしっかりとブランドの魅力を伝えていきたいと思っています。さらに言うと、女性にももっと魅力も伝えていきたいなと思っています。
高雄:
ヴィンテージの洋服も今たくさんの女性のお客様が買ってくれています。
阿部:
その流れはありますよね。僕たちRED WINGもそうなんです。ありがたいことに女性のお客様が本当に増えてきていて。この靴は、代表の小林が3年履いたブーツなんですけど、僕ら男性の履くRED WINGとはまた違う魅力があると思うんです。
(代表小林の私物ブーツ)
高雄:
3年とは思えないですね。素敵。最初に話したミックス感みたいな話ですけど、女性がアメカジに寄せてRED WINGを履くだけじゃなくて、モードだったりとか他のスタイルのハズしというか、ポイントでワークブーツを履くみたいな流れはありそうですよね。メンズのモノのイメージが強いだけで、ちょっと誰かが履いたら一気に浸透するみたいなことはありそうですよね。それこそ一昔前はボロボロのGジャンなんて女性が着るなんてありえなかったんですけど、今ではシャネルとかエルメスとかに合わせるために、ヴィンテージのセカンド(507XX)とか買っていく人とかいて、こちらが良い刺激をもらいますね。女性だけじゃなくて、若い子の勢いもすごいですね。
- 誰もが簡単に「モノを売る側」になって、自分にとって本当に大切なものを考えるようになったのかもしれない -
阿部:
ヴィンテージをはじめとした、古着が様々な方面に広がっていっていますよね。
高雄:
いわゆる「スーパーヴィンテージ」みたいのはやっぱりある程度の年齢にならないと買えなかったりするんですけど、若い子たちがどんどん自分のスタイルにヴィンテージを取り入れていっています。僕らは、例えば70sの服を同じ年代で揃えたりすると、コスプレっぽくなっちゃうというか、少し小っ恥ずかしくなったりするじゃないですか。だからあえて、ハズしたりとかすると思うんですけど、若い子は感覚で着てるので僕らがナシだと思ってた合わせをアリにできる。
阿部:
もう古着とかヴィンテージはブームの一言では語れないですよね。
高雄:
そうですね、もうかなり浸透してるなって思います。純粋に楽しんでくれてるというか。僕らくらいの30代くらいの世代って、古着とかヴィンテージのブームを牽引してきた先輩たちからの影響が強いので、良くも悪くも歴史を変えるみたいなことに臆病になってしまう。
でも今の20代とかって、その先輩たちの直系ではないというか、僕らの世代をすっとばして、SNSで情報収集をして、自分なりの楽しみ方をしてる。ルールとかよりも、自分たちの感性をベースにファッションを楽しんでる気がします。
阿部:
「こうじゃなきゃいけない」がない世代ですよね。実際、RED WINGのお客様でもそういう若いお客様で、素敵に履いてくれてる人がたくさんいます。凝り固まっていないというか。
新規の売上で言うと、20代のお客様が一番伸びている層だったりします。
高雄:
昔は、安いのも古着の良さだったんですよ。もちろん今でもそういう側面はあるんですが。でも今ってやっぱりメルカリとかで、自分が「売る側」になるっていうのが当たり前になった。その結果、「自分の買ったものにどういう価値があったのか?」っていうのを簡単に知れるようになってしまった。もちろん他人にとっての価値と自分にとっての価値はイコールではないんですけど。だからこそ、買い物で失敗したくないとか、長く良いものを使おうっていうふうに思う人が増えたんだと思います。
阿部:
誰もが簡単に売ったり買ったりをするようになって、自分にとっての本質的に価値のあるものがなんなのかっていうのがわかりやすい時代になってきていますよね。
高雄:
買うときよりも、売るときの方が自分にとって本当に自分が大切にしてるかどうかってわかる気がするんですよね。振り返ると、ワードローブとか靴箱とか見渡して、「これ本当に手放して良いのか?」みたいなことを考えてた瞬間が自分の今のもの選びの基準を形成した気がします。
阿部:
みんなそういう経験をしていますよね。実際僕もそうですし(笑)
高雄さんはこれからも引き続き、同じスタイルでやっていく感じですか?
高雄:
そうですね、大きくは変わらないですかね。ただ、今年中に新しい店舗というか、応接間みたいな空間をつくろうと思っています。
阿部:
応接間ですか?(笑)
高雄:
はい、よくわからないと思うんですけど、洋服の並んでいない洋服屋をやりたくて(笑)
また完成が近づいたらお話させてください。
阿部:
楽しみにしています。本日は貴重なお話ありがとうございました。
LEADオーナー高雄大善が語る“RED WING”とは。(前編)
“ヴィンテージを買うというのは歴史を買うということ。自分で歴史をつくっていけるのが新品のRED WINGを買う魅力”
LEADオーナー高雄大善が語る“RED WING”とは。(前編)
LEADオーナー高雄大善が語る“RED WING”とは。(前編)
昨今「古着ブームが再来!」なんていう話をよく耳にするわけだが、RED WINGにとって古着はずっと身近なもので、一過性のブームの古着とは似て非なるもの。そんな声が、RED WINGユーザーの皆様から思わず聞こえてきそうだが、様々な古着屋やイベントに行って話を聞いてみると、どうやら一過性のブームなんかではなく、もっと本質的な部分で古着の魅力に多くの人が取り憑かれているのでは?と思わざるをえない。90年代に起こった、いわゆるヴィンテージブームとはまた毛色の違うこのムーブメントは、単に古いから良いということではなく、ひとつひとつのアイテムを長く、大切にすることこそが、自分らしく在ることにつながっているのではないだろうか。
昨今の古着ブームの立役者の一人である、LEADのオーナー高雄大善氏(以下敬称略)にアジアマーケティングマネージャーの阿部が話を聞いてみた。
■プロフィール
阿部:
今日はよろしくお願い致します。
改めてLEADの人気、凄いですよね。卸先様にもよくLEADのこと聞かれますよ。
最近の古着市場で人気のアイテムはどういうものになりますか?
高雄:
ありがとうございます。
人気のアイテムはやっぱり、ここにもあるリーバイスの506XX(通称1st)や507XX(通称2nd)みたいなアイテムは人気がありますね。金額もどんどん高騰しています。
(阿部の私物。高雄氏のアドバイスを受けながら購入している。)
阿部:
顕著ですよね(笑)やっぱり王道のアイテムですし、アメカジが好きなら一着はみんな所有しておきたい気持ちはわかります。
高雄:
王道ももちろん魅力的ですし、ニーズもあるんですけど、一点物感のあるものや、現行の商品にはないような表情をしているものも人気ですね。わかりやすく、差別化できるものというか。ミリタリー系の味のあるアイテムだったり。あとは、差別化ではないですが、チャンピオンのスウェットなんかも人気ですね。
阿部:
ミリタリー系のアイテムやチャンピオンのスウェットなんかのコーディネートも一昔前とは変わってきている気がします。「ザ・アメカジ」みたいな感覚ではないというか。これはRED WINGにも同じことが言えると思うのですが。
高雄:
そうですね、今はやっぱりそれぞれの感性に合わせてミックス感を楽しんでいる気がします。クロムハーツやエルメスのようなハイブランドとあえて、ボロボロのGジャンを合わせるみたいな。
(阿部の私物のクロムハーツ×リーバイスのWネーム)
阿部:
最近は、ヴィンテージのアイテムを「引き算」的に使うような人が増えている気がします。
ブランドで固めるコーディネートよりも、少しだけ小慣れて見えるというか。
高雄:
そういう感性が垣間見えると、その人のバックボーンとか好みというか、その人なりのバランスみたいなものが伝わってきますよね。お店やイベントで接客をしていても、日々発見がありますね。逆に、RED WING的にはこういうコーディネートに合わせて欲しいみたいなものはないんですか?
阿部:
それはないですね。
僕たちはもともとワークブーツのブランドということもあって、今も昔も、RED WINGを選んでくださったお客様の足元を守りながら、それぞれのライフスタイルに合う着こなしに馴染んでいく存在だと思っています。なので、洋服に合わせてほしいという感覚というよりも、その人の生活に寄り添いたいって感じですね。
もちろん、長く日本ではアメカジのイメージは強いと思うのですが。
高雄:
阿部さんの私服もそうですけど、いわゆる王道アメカジみたいな提案以外もされている印象だったので、意外でした。
阿部:
もちろん、一定数「ザ・アメカジ」に合わせてくださるお客様もいらっしゃいます。本当にありがたいことにRED WINGというブランドをそれぞれのフィルターを通して発信してくださっている方が多いので、僕らの提案や発信意外にも、愛用者の皆様からの発信のおかげもあって、バランス良く色々なイメージが世の中に発信できているのかなと思っています。
- 希少性だけではない、“普通”なものにも魅力がある -
阿部:
これからさらに人気になっていくアイテムだとどんなアイテムになるんですか?
高雄:
これは色んな意見がある前提ですが、やっぱりミリタリーのアイテムなんかはまだまだ人気になっていくと思います。今はまだ上がり始めっていう感じですけど、昔は一万円くらいで買えたものが数万円とかするようになってきていますから。ブラックデニムなんかもそうですね。
(高雄氏私物)
阿部:
同じアイテムでも、個体によって金額差が顕著ですよね。
高雄:
そうなんです。まだ数だけでいうと、市場にはたくさんあるものでも、良い色落ちをしていたり、リペアがうまくされているものだったり、そういうアイテムを探すことに、労力を割いている気がします。
(阿部がLEADで購入した私物の507XX)
(阿部がLEADで購入したカーハートのブラックフェードのベスト)
阿部:
価格が一昔前と比べてどんどん上がってる中で「昔はもっと安かった」とか「なんでこんなに高いんだ?」みたいな話ってあったりするんですか?
高雄:
もちろんそれはあります。でもそういう人は結局離れていってしまうんですよね。今買ってる人や欲しいと思ってる人からすると、逆に今が一番手が出しやすいはずなので、そこは丁寧にお話してわかって頂いていると思います。
RED WINGは長い間同じ靴をつくり続けてるからこそ、価格が上げることには慎重なんじゃないですか?
阿部:
そうですね。確かに、同じかもしれないですが、アメリカ製を貫いて、今も昔も品質を落とさずに継続して同じ物を作り続けるというのは、実はすごく大変なんです。だからこそ、発信をするときには気をつけています。
高雄:
むしろ、今の値段でも全然コスパ良いくらいですよ(笑)
もっと高くても納得感があります。僕らが取り扱っているヴィンテージのアイテムって、なかなか再現できないものが多いからこそ、金額も高くなってしまいます。でもそれは、そういう歴史を買ってもらってると思うんです。やっぱり、自分で着古したものが一番かっこいいと思うんですけど、何十年とか着るのってやっぱり大変じゃないですか。だから、その分誰かが大切に着ていた分の歴史を買ってるんだと思うんです。でも、RED WINGはその歴史を自分でつくっていけるアイテムだと思うと、すごく魅力的ですよね。
阿部:
そう言って頂けるのはありがたいです。実際、RED WINGのブーツは修理していけば本当に長く履いて頂けますし、履き込んでいくことでどんどんかっこよくなっていくんです。
- 普遍的でオーソドックスなのに、どのモデルも一目でRED WINGってわかるのが面白い -
阿部:
高雄さん的には、RED WINGをどんなコーディネートにおすすめしたいですか?
高雄:
RED WINGって、普遍的でオーソドックスなデザインなのに、どのモデルでも一目見たらRED WINGってわかる強さがあると思うんですよね。なんかこう、パワーがあるというか。
阿部:
ロゴとかが大きく入っていたりするわけではないんですけど、そう言って頂けることはありがたいことに多いです。
高雄:
なので、やはりこう、パワーのある服、服としてのオーラがあるものと合わせたいですね。古いものになればなるほど、やはり歴史があるので、不思議とそういうオーラを纏っていたりするので。ただ、一方ですごいシンプルな服に合わせて、靴をメインにするコーディネートも素敵だなと思います。
阿部:
どっちのスタイルに合わせてもハマるのがRED WINGの魅力だと思っています。ちなみに高雄さんはコーディネートに合わせて、ケアの方法も変えていたりしますか?
高雄:
スーパーソールだったり、ピンクのモックとかはなるべく綺麗めに履きたいなと思ってるので、こまめにケアはしています。ただ、スウェードのエンジニアだったりは味がある感じがかっこいいと思っているので、ケアの方法や頻度も分けていますね。オフィシャルの履き方がどうかはわからないですが(笑)
阿部:
いえいえ(笑)僕らとしてはそれぞれのパーソナリティーに合わせて履いてもらうことが一番RED WINGらしいのかなと思ってます。先程もお話させて頂いたとおり、やっぱりもともとはワークブーツがオリジンなので、しっかりと足元を支えられて、その人らしく履いて貰えればなと思っています。
高雄:
阿部さん的には、どのモデルが最近のおすすめですか?
阿部:
やっぱりモックですね。最近のおすすめっていうわけではないですが、やはり1905年からRED WINGは靴を作り続けていますが、トレンドに左右されることなくずっと作り続けているのがモックのタイプなんです。色で言うと、定番のオロレガシーと、この新色のオールブラックが特におすすめですね。
高雄:
どちらもいいですね。それぞれ合わせやすそうです。
阿部:
オロレガシー(#875)は幅広い世代の方に受け入れてもらっていますが、他のカラーや素材のものと比較しても、履いてる方のスタイルが一番色濃く出るんですよね、不思議と。
色が濃くなったり、黒っぽくなったり、光沢がでたり…単にケアの仕方だけじゃなく、その人のライフスタイルが反映されるというか。
高雄:
僕も最近#875手に入れましたけど、すごく良い革ですよね。
(高雄氏のインスタグラムの投稿)
阿部:
そうなんです。RED WINGのシューズの中でも、一番上質な革が使用されるのが、この875なんです。他の品番のものだと、カラーを乗せていたりとかするので、お化粧しようと思えばできちゃったりするんですけど、この革だけはありのままの状態なので、革の中でも優先的に良いものを使わざるをえないんです。スウェードのものとかはラフアウトですし。
高雄:
アイコン故に、うまく履きこなしている人はすごく記憶に残ってますね。他のモデルはある程度、履き始めから様になるのかなと思いますが、875は履き込んでいくことでかっこよさがアップデートされていくイメージです。
阿部:
そうですね、実際このモデルを何足も持ってらっしゃるお客様も多いんです。育て方によって全然違う靴になっていくというか。一方でブラックは8/16に発売された新色なんです。
高雄:
スーパーソールや、今まで発売されていたブラックのモックとはイメージが変わりますね。ソールまでブラックってありましたっけ?
阿部:
ソールもブラックでステッチもブラックっていうのは今回が初めてです。
このタイプのシューズが、どうエイジングしていくのかは是非楽しんで頂きたいなと思っています。
後編へ続く
レッドウィング・ジャパン スタッフのこだわり大解剖
公式YouTubeで公開した動画にてレッドウィング・ジャパンのスタッフのこだわりをそれぞれ紹介させていただきました。
[ YouTube動画はこちら ]
今回は改めて紹介したアイテムをそれぞれのコメント付きでご紹介します。
STYLE NO.875
6-INCH CLASSIC MOC
STYLE NO.97661
COTTON BLEND RAGG CREW / HOT BURGUNDY
STYLE NO.97095
LEATHER CREAM
875の時はコットンブレンドラグクルー / ホットバーガンディが多いです!
特に短パンおじさんになる時は、バーガンディ、ネイビー、ホワイトの3色ミックスが、どのボトムの色味ともバランスを整えてくれるので、僕の心まで整います。
ケアはブラッシングをメインで、今はレザークリームで自然な艶を楽しみたいフェーズです!
STYLE NO.8111
IRON RANGER
STYLE NO.97643
DEEP TOE-CAPPED CREW / OLIVE
STYLE NO.97105
MINK OIL
8111の時はディープトゥキャップドクルーのオリーブを選ぶときが圧倒的に多いです。
ちょっとだけ無骨な足元にしたい時に8111を履くときが多いので、ミリタリーライクなオリーブが更に無骨な気分を後押ししてくれます。
ケアはブラッシングがメインで、ミンクオイルでケアしています。
いつでもどんな環境下でもタフに履けるぜ!って気持ちにさせてくれます。
STYLE NO.8092
CLASSIC MOC OXFORD
STYLE NO.97169
COTTON BLEND RAGG CREW / RUST
STYLE NO.97095
LEATHER CREAM
8092にはコットンブレンドラグクルー / ラストを合わせることが多いです!
8092は、より春や夏の季節感を楽しみたいので薄手でさらっと履けるコットンをチョイスして明るい色味のラストで合わせることが多いです。
ケア方法に関しては天気の良い日に履くことが多いので、オイルで防水性を高めるケアというよりもレザークリームでナチュラルに仕上げようと思っています!
STYLE NO.8085
IRON RANGER
STYLE NO.97167
COTTON BLEND RAGG CREW / BLACK
STYLE NO.97106
BRUSH
8085はワーク感強め、土臭い感じがハッキリ出ているエイジングなので、靴下はコットンブレンドラグクルー / ブラックを合わせる事が多いです。白ベースが強いソックスなので、足元がやや明るくなります。
ケアは土臭い感じをしっかり出す為、気になったらブラッシングと水拭きメインで行っています。あとは、年に一回レザークリームで手入れを行い保湿するのみです。
STYLE NO.3194
CLASSIC CHELSEA
STYLE NO.97669
COTTON BLEND RAGG CREW / CREAM
STYLE NO.97110
BOOT CREAM / NEUTRAL
3194はオールブラックのため、靴下はコットンブレンドラグクルー / クリームを好んで良く合わせます。
同時にケアは、ブーツクリームとブラッシングでしっかり艶を出して履いています。
スラックスと合わせることで都会的な雰囲気で履くのが自分流です。
STYLE NO.8208
6-INCH CLASSIC MOC
STYLE NO.97661
COTTON BLEND RAGG CREW / HOT BURGUNDY
STYLE NO.97669
COTTON BLEND RAGG CREW / CREAM
STYLE NO.98014
ROUGHOUT / NUBUCK CLEANER KIT
個性をちょっと出したかったので8833に付いているシューレースに付けかえています。
基本的な手入れはラフアウト/ヌバック クリーナーキットのブラシを使って汚れを落として毛足を起こして履いています。
これに合わせるソックスは足元で色目を揃えたいので、コットンブレンドラグクルー / ホットバーガンディを愛用しています。もしくは、お気に入りのコットンブレンドラグクルー / クリームで紐との合わせもバッチリです。
STYLE NO.101
POSTMAN OXFORD
STYLE NO.97111
BOOT CREAM / BLACK
STYLE NO.97195
BOOT CARE CLOTH
月に1回程度ブーツケアクロスでの乾拭きを行い、半年に一度クリームを使用しての磨きで艶出しをします。
またポストマン着用時は、ブラックやネイビーのパンツを選ぶことが多いので、ソックスは差し色になるカラーを選ぶことが多いです。
STYLE NO.3405
CLARA
STYLE NO.97673
COTTON BLEND RAGG QUARTER CREW / COOL
STYLE NO.97110
BOOT CREAM / NEUTRAL
クララはブーツクリームで艶出しと保湿を年に1〜2回行います。
ソックスはコットンブレンドラグ クウォータークルー / クールの薄いグレーの色味を履きます。
これがクララの丈にぴったりの長さなのでスタイリングに合わせてソックスをブーツの中にしまうときや、あえて出す時など使い分けもできます。
「真夏にこそ似合う白ソールブーツ」
エディター小林 文が紐解くRED WINGの魅力 Vol.1
「真夏にこそ似合う白ソールブーツ」
エディター小林 文が紐解くRED WINGの魅力 Vol.1
エディター小林 文が紐解くRED WINGの魅力 Vol.1
ファッションエディター小林 文が、体を張ってRED WINGの魅力を解説するこのコラム。Vol.1は青山店でストアマネージャー石井琢也さんに取材。自分の足に合うブーツの選び方やツウの紐の結び方、 お手入れ方法など。小林流、夏ブーツスタイルもご紹介します!
はじめまして、ファッションエディターの小林 文と申します。まずはRED WINGと私の出合いのお話をさせてください。
2年前。コロナ禍で外出する機会がガクンと減り、脳内だけでも遠くに行きたくて、SNSで海外スナップを探して保存して…を繰り返していたあのころ。偶然見つけた見知らぬ外国人女性のRED WINGの着こなしに一目惚れし、私も…! と手に入れたのが人生初のRED WINGでした。
その後出産し、ブーツを履くことから遠ざかっていた私ですが、息子もひとりで歩けるようになり、玄関での時間にも余裕がうまれ、ブーツという選択肢もカムバック(うれしい…!)。そんなウキウキをどこかで見てくださっていたのか(?)コラム執筆の依頼をいただきました。
まずは、私のように“RED WING初心者”のかたへむけて、一旦ざっくりとブランドヒストリーをご紹介しましょう。
骨董通りにあるレンガ造りの青山店。日本第一号店として2014年からここにあります。何度も前を通っていますが、扉の向こうは未体験。おそるおそる入店すると、なんということでしょう! 女性向けラインナップで迎えてくれて入りやすい!
ブラウンとブラックを基調とした家具、モルタル床、そしてレザーのいい香りが漂う落ち着いた店内。骨董通りに背を向けたこのベンチに座って試着スタートです!
まずは専用の測定器で足のサイズを測ってくださいます。青山店ストアマネージャー石井琢也さん曰く、「たいていの人は左右でサイズが違う」そう。私の場合は、左のほうが甲が高いのだとか。
23.0cmと23.5cmの両方を試着(いつもスニーカーは22.5)。試着のポイントは「かかとをぴったり合わせる」こと。傾斜のついた台に足を乗せると、ピタッとかかとがフィットします。「つま先はゆとりがあってOK。日本人は甲が高いことが多く、つま先に合わせてしまうと甲が痛くなってしまうから要注意」。23.5cmも大きすぎる感じはありませんでしたが、見た目のバランスも含めて考慮し、23.0cmに決定!
サイズが決まったところで、初心者として気になる質問を石井さんにぶつけてみました。「紐って、どう結ぶとかっこいいですか?」です(笑)。
上の写真、どこが違うか、わかりますか? 答えは、紐のキツさです。左はギュッときつく、右はやや緩め。「ギュッと紐をきつく締めていると、お、かっこよく履いているなと思っちゃいます!」と石井さん。とはいえ、買ってすぐは革がかたいので、「最初は緩め(右)にしておいて、革が馴染んできたらきつく締めていけばいい」とのこと。レディースアイテムに使用している革はメンズアイテムよりも柔らかい革のため、ある程度(目安として2、3回くらい)履けば足に馴染んでくるのだそう! それともうひとつ。「上までしっかり紐を通すこと」も、かっこよく履きこなすポイントです。
ちなみに…これはスタッフの皆さんの私物。同じブーツでも、履く人のクセや頻度で表情が変わってくるんですね〜…素敵!
さて、ここからは私が店内で選んだ、「夏にこそ履きたいブーツ」を3つご紹介します!
6-INCH CLASSIC MOC / ORO LEGACY
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まずは店内試着でも見せていたこちら。「クラシックモック」はブランドのアイコン的シリーズです。この赤みがかったブラウン、一見すごくカジュアルなのですが、だからこそエレガントな黒と好相性! 落ち感や肌の露出の多いドレッシィな黒ワンピに、ガツンとしたブーツ。いい意味での違和感がお互いの良さを引き立ててくれて、今っぽいスタイルに。レザーブーツですが、白いアウトソールで軽やか。インソールもクッション性が豊かで歩きやすく、弾むような履き心地です。
6-INCH CLASSIC MOC / CREAM ABILENE
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淡いベージュの色味が爽やかなこちら。同じような白やベージュとなじませてワントーンにしつつ、ブーツならではの重さで引き締め役になってくれます。元々デニムとの相性がいいRED WING。デニムパンツ✕ブーツはカジュアルすぎて私としてはハードルが高いですが、“デニム色”として取り入れるダンガリーシャツなら、ちょうどいいバランスです。
6-INCH CLASSIC MOC / DUSTY ROSE ABILENE
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適度に露出を抑えてくれるブーツは、大人のショートパンツスタイルの味方。ピンクは同じスウェードでもベージュよりも“かわいい”雰囲気で、渋い色ともマッチ。ブラウンはブーツのパイピングにも使われているカラーなので、特にしっくり。厚手のソックスをちら見せさせると、素肌とブーツがうまく繋がります。
ベージュもピンクも、それぞれハトメや紐まで同系色。ハイカットやハイテクスニーカーくらいのボリューム感・気軽さで履けるのが、初心者にはうれしいポイントです!
最後にケア(スウェード編)について。
レザープロテクター
ラフアウト/ヌバック クリーナーキット
まずは買ったら、全体にプシューーーーっと防水スプレーを。専用のものも販売していますが、一般的な靴用防水スプレーでOK。30〜40分ほど放置して乾かしましょう。汚れたら、真鍮&ナイロン製のブラシ(かたい!)でケア。毛足の中に入ったホコリなどを、手首のスナップを使って下から掻き出すイメージ。ちょっとした汚れは消しゴムを使うのも効果的だそうです。
Vol.1はここまで。いかがだったでしょうか。私のように“初心者”のあなた、気になるけれどハードルが高いと感じていたあなたに、この魅力が届いていたらうれしいです。Vol.2もお楽しみに!
AYA KOBAYASHI
Instagram↗︎ @kobayashi_bun
1985年生まれ。ファッションエディターとして、主婦の友社『GISELe』や講談社『mi-mollet』などで編集・執筆中。お笑いライターとしても活動。一児の母でもある。
MODERN STYLE BLACKSMITH
独特な風合いが魅力のカッパーラフアンドタフを使用したSTYLE NO.3343と茶芯のブラックプレーリーを使用したSTYLE NO.3345をご紹介。
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[FEATURE MODEL]
STYLE NO.3343 BLACKSMITH
COPPER ROUGH & TOUGH LEATHER
Style No.3343 Blacksmith / Copper Rough & Tough Leather オンラインストアはこちら↗︎
ラフアンドタフレザーは履くたびに表情を変えるレザー。
ブラックスミスとの相性は抜群で、スタイリングをグッと引き締めてくれる。
夏のシンプルな装いのなかでも存在感を放つブーツ。
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[FEATURE MODEL]
STYLE NO.3345 BLACKSMITH
BLACK PRAIRIE LEATHER
Style No.3345 Blacksmith / Black Prairie Leather オンラインストアはこちら↗︎
ブラックスミスは8番ラストのため、モックトゥのモデルよりもスタイリッシュな印象に。
ブラック・プレーリーを使用した#3345は傷やスレが起きることで「茶芯」が出てくるため、エイジングを進める過程も楽しめる。
無骨に履くのはもちろん、ツヤを出すことでどこか品のある雰囲気にも育てることができる一足。
RED WING JAPAN SPRING & SUMMER LOOKS
RED WING JAPAN SPRING & SUMMER LOOKS
これからの季節に活躍するオックスフォード丈のクラシックモックをはじめ、くすんだピンクカラーが重たすぎず春夏のコーディネートにマッチする6インチ丈のクラシックモックなど、ハーフパンツやレッドウィングのTシャツと合わせたコーディネートをお楽しみください。
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Photographer @swon_k_
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[STYLE NO. 8092] MEN’S CLASSIC MOC OXFORD / ORO LEGACY LEATHER 商品ページはこちら
[STYLE NO. J0042] NOW AND THEN 875 T-SHIRT / CHARCOAL 商品ページはこちら
[STYLE NO. J0039] NOW AND THEN FONT T-SHIRT / WHITE 商品ページはこちら
[STYLE NO. 8090] MEN’S CLASSIC MOC OXFORD / BLACK PRAIRIE LEATHER 商品ページはこちら
[STYLE NO. 8079] MEN’S CLASSIC MOC OXFORD / HAWTHORNE ABILENE LEATHER 商品ページはこちら
[STYLE NO. 8208] MEN’S 6-INCH CLASSIC MOC / DUSTY ROSE ABILENE LEATHER 商品ページはこちら
[STYLE NO. J0039] NOW AND THEN FONT T-SHIRT / WHITE 商品ページはこちら
[STYLE NO. J0040] NOW AND THEN FONT T-SHIRT / CHARCOAL 商品ページはこちら
[STYLE NO. 3319] WOMEN’S 6-INCH CLASSIC MOC / DUSTY ROSE ABILENE LEATHER 商品ページはこちら
[STYLE NO. J0040] NOW AND THEN FONT T-SHIRT / CHARCOAL 商品ページはこちら
[STYLE NO. J0041] NOW AND THEN 875 T-SHIRT / WHITE 商品ページはこちら
RWスタッフ 春のスタイリング
「STAFF STYLING」ページに春の装いが増えて来ました。少し暖かくなってきて、毎日のコーディネートにも軽やかさや明るい色を取り入れたりと、ブーツスタイリングも楽しくなってきますね。
当サイトのTOPページをスクロールして頂くと最新の投稿をご覧いただけます。また、こちらからも直接スタイリングページにジャンプできます。ぜひ春のスタイリングの参考にのぞいてみてください。
ページのスタイリング画像をクリックすると、スタッフのコメントや着用商品等さらに詳しい情報が記載されています。スタッフによってはケア商品や着用サイズの情報もありますので、自分に近いスタッフの情報を参考にしてみたり、これからのシーズンのコーディネートを考えるヒントにもつながると思います。
また、各商品ページにもその商品を着用した画像が出ていますので、購入商品のスタイリング参考にしてください。
投稿は毎日どんどん増えていきますので、ぜひ定期的にご覧ください!
1/19(金)に開催されたRWSS東京青山10周年記念イベントの模様をお届け
この度レッドウィング・シューストア東京青山店が10周年を迎え、それを記念したストアイベントを1/19(金)に開催致しました。
LINEスペシャルユーザー様を対象に行った抽選招待制のイベントとなったため、当日のイベントの様子をご参加頂けなかった皆様にもお届けしたいと思います。ぜひご覧ください。
”NOW AND THEN FOREVER”をキーワードに、OUT OF FASHIONに関する展示や、OUT OF FASHIONにも登場して頂いた馬頭琴奏者Polarisの生演奏、限定Tシャツの販売、10周年を記念したブーツへのオリジナル刻印サービスの受付、ささやかながらお食事とお飲み物のご提供。また、来場者の方々には特別なノベルティもご用意させて頂きました。
●OUT OF FASHION展示
現状を打開し自分らしく生きることに挑むすべての人を称賛する取り組み「OUT OF FASHION」。これまでOUT OF FASHIONにご出演頂いた方々のメッセージと愛用しているブーツを展示
●馬頭琴奏者Polaris生演奏
OUT OF FASHIONにもご出演いただいた馬頭琴奏者の美炎(miho)、ドラムパーカッション奏者の前田 仁からなるユニット「Polaris」による生演奏
【Polarisについて】
馬頭琴奏者美炎(miho)とドラムパーカッション奏者前田仁からなるユニット。ポラリスとは北極星の意味。 自然や物語、旅で出会った神話などを元に創作した楽曲を中心にコンサート活動を続けている。 活動の一つとして私達が生きるこの地球で調和によって生きる事をテーマにしたネイティブアメリカンに伝わるホワイトバッファローの伝説をオリジナル楽曲とアニメーションで全国各地に届け好評を得ている。
●限定Tシャツ販売
⻘山店10周年を記念し、TODAY editionの川村 貴彦氏がデザインした限定Tシャツを販売
※こちらの商品は現在東京青山店で販売中です。今後、RWSS各店ならびにオンラインストアでも販売予定です。販売開始時期などの詳細につきましてはインスタグラム等のSNSにてお知らせさせて頂きます。
【TODAY edition について】
ペイントを主とした表現活動をしながら、著名なファッションブランドにグラフィックを提供するなど、 アートとファッションの架け橋を担ってきたアーティスト川村貴彦氏がスタートさせたブランド。 これまでにNEPENTHES/ネペンテス、NUMBER(N)INEなどのブランドへグラフィックを提供し、高い注目を集める。
●ブーツ刻印サービス
当日ブーツをご購入いただいた方限定で、10周年を記念したオリジナルの刻印サービスを実施
●フード&ドリンク
RED WING 創業の地であり今なお本社を構える“アメリカ・ミネソタ”の味を再現したフィンガーフードやどら焼きとコーヒー、その他豊富なドリンク類をご用意
レッドウィング・シューストアの日本一号店でもある東京青山が無事に10周年を迎えられたのも、ひとえにレッドウィングのブーツを愛してくださる皆様がいるからこそです。これから他の店舗も周年を迎えていきますので同様のイベントを開催予定です。楽しみにお待ちください。
そして今後もレッドウィングならびにレッドウィング・シューストアを宜しくお願い致します。東京青山店をはじめ、各店スタッフが皆様とお会いできることを楽しみに店頭でお待ちしております!
RED WING JAPAN LOOKS "TIMELESS"
RED WING JAPAN LOOKS
TIMELESS
いつの時代も変わらないRED WINGの定番アイテム。
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Photographer @swon_k_
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MEN’S:[STYLE NO. 875] 6-INCH CLASSIC MOC / ORO LEGACY LEATHER 商品ページはこちら
WOMEN’S:[STYLE NO. 3375] 6-INCH CLASSIC MOC / ORO LEGACY LEATHER 商品ページはこちら
MEN’S:[STYLE NO. 8849] 6-INCH CLASSIC MOC / BLACK PRAIRIE LEATHER 商品ページはこちら
WOMEN’S:[STYLE NO. 3373] 6-INCH CLASSIC MOC / BLACK BOUNDARY LEATHER 商品ページはこちら
MEN’S:[STYLE NO. 8111] IRON RANGER / AMBER HARNESS LEATHER 商品ページはこちら
MEN’S:[STYLE NO. 8083] IRON RANGER / HAWTHORNE MULESKINNER LEATHER 商品ページはこちら
WOMEN’S:[STYLE NO. 3365] IRON RANGER / AMBER HARNESS LEATHER 商品ページはこちら
WOMEN’S:[STYLE NO. 3366] IRON RANGER / BLACK BOUNDARY LEATHER 商品ページはこちら
WOMEN’S:[STYLE NO. 3405] CLARA / BLACK BOUNDARY LEATHER 商品ページはこちら
WOMEN’S:[STYLE NO. 3404] CLARA / ORO LEGACY LEATHER 商品ページはこちら
MEN’S:[STYLE NO. 8833] 6-INCH CLASSIC MOC / HAWTHORNE ABILENE LEATHER 商品ページはこちら
MEN’S:[STYLE NO. 9060] BECKMAN FLATBOX / BLACK KLONDIKE LEATHER 商品ページはこちら
レッドウィングのリペアサービスを徹底解説
レッドウィングのリペアサービスをご利用したことはございますか?
過去にYouTubeでご紹介したこともありますが、今日は改めてリペアサービスについて深掘りしていきたいと思います。
まず、レッドウィングのブーツは元々リペアをすることを前提にデザインされています。
そのためソールのすり減り、ステッチのほつれなど、履いていくなかで避けられない消耗に対しては純正のリペアサービスがオススメとなっています。
履き込んで足に馴染んだブーツをソール交換することでそのまま履き続けることできる。つまり新品にはない唯一無二の履き心地を持続することができるのです。
そしてリペアはソールのみならずアッパーの細かな部分まで行っております。
ですが実際にリペアと言っても「どういう事ができるの?」と思われる方も多いと思うので、実際に多い依頼やこんなリペアも出来るというものをご紹介させていただきます。
「STYLE NO. 875 6-INCH CLASSIC MOC」のソール交換
レッドウィングのアイコニックなソールといえば“トラクショントレッド・ソール”。
数多くの品番に使用されているソールですが、さまざまなリペアメニューで一番多くご依頼いただくのがこちらのソール交換です。
10年〜20年前のものでも交換可能なので「昔は履いていたけど・・・」というような方も是非お試しいただければと思います。
また、他にもかかと部分のステッチの縫い直しやパイピングの補修なども承っていますので、シューケアをするタイミングなどに一度お手持ちのブーツを確認してみてください。
(ウェルト交換の際はソール交換が必須となります)
(ウェルト交換の際はソール交換が必須となります)
「BECKMAN / BECKMAN FLATBOX」「IRON RANGER」のソール交換
トラクショントレッド・ソールの次に多いのがレッドウィングの中でもファンが多い“ベックマン”のリペアです。
ベックマンのハーフソール交換のメニューを増やしてからはご依頼の数もどんどん増えており、発売してから年月が経過しているためヒールもご一緒に交換されるお客様が多いです。
アイアンレンジャーやブラックスミスに使用しているアウトソールは耐久性の高いソールのため、ヒール交換のご依頼が多く、一度ヒール交換をした後にオールソール交換をされるお客様が多いです。
ソール以外ではライニング、パイピング、アッパーの破れ補修、ハトメ部分をスピードフックに変更するカスタムリペアなども可能です。
「STYLE NO. 101 POSTMAN OXFORD」のソール交換
あらゆるシーンで着用され大人気のポストマンシューズですが、こちらに関してもソールの交換が可能です。
ソール交換時にあわせてオススメしているのが“ライニング(靴の内側)”のリペアです。
皆さん意外と見落としがちなのですが、踵や小指付近は負荷がかかりやすくソール交換時にはリペアが必要になることが多いです。
ソールはすり減ったら交換ができますが、アッパー(靴本体)はそうはいかないため内側のダメージを見逃さずにリペアしていくことが長くご愛用いただく上でとても大切なポイントです。
また、履き口が裂けてしまったりした場合は画像のようにパイピング仕様にカスタムすることも可能です。
また、リペアにおいて非常に重要な「中底」や「ウェルト」(ソールの一番上のパーツ)というパーツがあります。
このふたつのパーツは状態が悪いとリペアを進めていくことができないですが、もちろんこちらのリペアも行っております。
(※お客様がお気づきになっていない場合や作業中に再利用が不可と判断した場合は見積もり時や作業開始後に追加修理をご提案させていただいております。)
特に古い年代のエンジニアブーツのリペアの際は、中底交換を希望するご依頼が多いです。
他にも先芯やカウンターの芯などの交換も可能です。ベルト・ストラップ・バックルなども純正パーツにてご対応致します。
(ウェルト交換の際はソール交換が必須となります)
上記以外のブーツでもソール交換や細かい箇所のリペアは対応しており、パーツ交換ができない箇所でも可能な限り元のデザインを損なわないような形で行なっております。
6インチラウンドやポストマンなどのオックスフォードタイプは履き口がパイピング仕様ではないため、パーツ交換によるリペアができないのですが、画像のようにパイピングカスタムすることによりリペアが可能です。
こういったカスタムリペアの場合も可能な限り純正のレザー・糸・パーツを使用することにより、レッドウィングの本来持つ魅力を損なわないようなリペアを心掛けています。
ご自身で確認した際に諦めてしまいそうな内容でもリペアを行うことができるケースが多くあります。
愛着を持って履いていただいたブーツをさらに少しでも長く履くためにも、お悩みの方はぜひ一度相談してみてください。
リペアを楽しみながら一生の相棒となるブーツを育ててください。
レッドウィング・ジャパンリペアアカウントでは修理事例を随時更新しておりますのでぜひご覧ください。
また、リペア料金やご依頼方法についてはこちらもご確認ください。
RED WING WOMEN’S SNAP
Yuki Kobayashi / Instagram↗︎ @yukishinon
Ayano Kai / Instagram↗︎ @moonloid_kai
- RED WING WOMEN’S SNAP -
レッドウィング・ジャパン代表小林、MOONLOID代表の甲斐さん、ARKnets・DEAR BY ARKバイヤーの小池さんに「秋冬にコレを着てレッドウィングを履きたい」を聞きました。
先日発売になった新商品とヘリテージウーマンの人気モデル“クララ”を履いていただいたスタイリングをそれぞれのテーマと共にお楽しみください。
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[FEATURE MODELS]
STYLE NO.3426 6-INCH CLASSIC MOC
STYLE NO.3359 SILVERSMITH
Style No.3426 6-inch Classic Moc / Mocha Oro-iginal Leather オンラインストアはこちら↗︎
/// Satomi Koike
「テーマはTwisted Essential」
ARKnetsのウィメンズのテーマが「Twisted Essential」です。
定番で昔から愛されているお洋服(Essential)に少しひねり(Twisted)を加えてARKnetsらしいEssentialを伝えようというのがテーマになっています。
今回はそういったところを意識してスタイリングを組みました。例えば、ジャケットにシャツという定番のスタイリングですが、シャツはジップが付いていて形が独特だったり、さらにボトムスはワイドシルエットいう、定番のスタイリングに洋服のディテールやシルエットで変化を加えました。
新商品のSTYLE NO.3426 6-INCH CLASSIC MOCは形自体は昔からある定番のブーツだけどアースカラーの柔らかいカラーリングが素敵です。
Style No.3426 6-inch Classic Moc / Mocha Oro-iginal Leather オンラインストアはこちら↗︎
/// Kai Ayano
「オシャレは勇気」
私のテーマは「オシャレは勇気」です。
昔は着ていたお洋服も、時間が経つと勇気が無くなってしまって気付けば着なくなることがありました。そんな気持ちを一回忘れて何でも着たいもの、履きたいものにチャレンジしようというのが今年のテーマです。
身体のラインが出るようなワンピースをスタイリングに使って足元には新商品のSTYLE NO.3426 6-INCH CLASSIC MOCを合わせました。
普段からクラシックモックはよく履くのですが、ボリュームがあって足に重心を落とすことができるのでタイトな洋服でもかっこよくカジュアルに着ることができます。さらにこのモカの色が上品で女性らしい雰囲気を出してくれるのでバランスが取りやすいし、グレーやブラウンと相性が良いので秋冬は重宝すると思います。
Style No.3359 Silversmith / Mocha Oro-iginal Leather オンラインストアはこちら↗︎
/// Yuki Kobayashi
「テーマは地球」
今回発売した新商品のテーマが地球で、私も同じく「地球」をテーマにしました。
私のスタイリングはARKnetsさんで取り扱っているお洋服を使って小池さんがスタイリングしてくださいました。
普段はあまりSILVERSMITHは履かないので靴の形も新鮮だし、色も新しい色で。そんなブーツにあったアースカラーなカーキのスカートとグレーのニットとSILVERSMITHのモカの色のマリアージュが絶妙でいつもの自分とは違うけどしっくりくるテーマにぴったりな素敵なスタイリングでした。
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[FEATURE MODEL]
CLARA
Style No.3405 Clara / Black Boundary Leather オンラインストアはこちら↗︎
/// Satomi Koike
「女性らしさが際立つブーツ、それがCLARAです」
私は今回初めてCLARAを履いたのですが、履いてみるとフォルムの美しさを感じました。
横から見たときのスマートな曲線や積み革ヒールのデザインが素敵でそれに合うスタイリングをTwisted Essentialで表現して、パンツの丈感は少し短めでCLARAのシルエットが綺麗に出るようにし、メンズライクなライダースも着ることでブーツの華奢な雰囲気と女性らしさが際立つよう意識しました。
履いてみるとヒールの幅が広いので安定感もあってとても履きやすかったです。
Style No.3405 Clara / Black Boundary Leather オンラインストアはこちら↗︎
/// Kai Ayano
「CLARAは勇気を後押ししてくれる靴」
私にとってCLARAは勇気を後押ししてくれる靴です。
履くことで足が長く、スタイルが良く見えるので最近はあまり履いていなかった少し細身のパンツにチャレンジしてみました。
元々足の甲が高くて華奢なブーツは避けていたのですがCLARAは甲の形に合わせて反ってくれるのでそんな私でも快適に履くことができます。
きっと細身のブーツを敬遠されていた方でも大丈夫だと思います。
Style No.3404 Clara / Oro Legacy Leather オンラインストアはこちら↗︎
/// Yuki Kobayashi
「私以外の女性がCLARAについて語ってくれているのが幸せ」
CLARAのスタイリングはMOONLOIDさんのお洋服を使って甲斐さんにスタイリングしていただきました。
実はお店で買わせていただいた自分が持っているアイテムで、普段だとクラシックモックやアイアンレンジャーを合わせそうなのですが、CLARAを合わせるのもとても好みでした。オロレガシーのオレンジの色味やデニムのステッチのグリーンをベストの色と合わせているのがポイントになっています。
おふたりにスタイリングを組んでいただいて自分では思いつかないスタイリングをご提案いただけたり、アドバイスを貰うことができるとファッションがすごく広がるので楽しかったです。
RWスタッフ 秋のスタイリング
RED WINGスタッフのスタイリングページが出来ました。
当サイトのTOPページをスクロールして頂くと最新の投稿をご覧いただけます。また、商品ページにもその商品を着用した画像が出ていますので、購入商品のスタイリング参考にしてください。
スタイリング画像をクリックすると、スタッフのコメントや着用商品等さらに詳しい情報が記載されています。スタッフによってはケア商品や着用サイズの情報もありますので、自分に近いスタッフの情報を参考にしてみたり、これからの秋シーズンのコーディネートを考えるヒントにもつながると思います。
投稿は毎日どんどん増えていきますので、ぜひご覧ください!
RED WING JAPAN FW23 LOOKS
RED WING JAPAN FW23 LOOKS
Welcome back
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Photographer @swon_k_
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待望のリストックが決まりました!
Left:[STYLE NO. 8864] 6-INCH CLASSIC MOC GORE-TEX / RUSSET TAOS LEATHER 商品ページはこちら
Center:[STYLE NO. 3190] CLASSIC CHELSEA / AMBER HARNESS LEATHER 商品ページはこちら
Right:[STYLE NO. 8847] 6-INCH CLASSIC MOC / BLACK CHERRY EXCALIBUR LEATHER 商品ページはこちら
[STYLE NO. 8133] SUPERSOLE 6-INCH MOC / BLACK CHROME LEATHER 商品ページはこちら
Left:[STYLE NO. 3365] IRON RANGER / AMBER HARNESS LEATHER 商品ページはこちら
Center:[STYLE NO. 3375] 6-INCH CLASSIC MOC / ORO LEGACY LEATHER 商品ページはこちら
Right:[STYLE NO. 3405] CLARA / BLACK BOUNDARY LEATHER 商品ページはこちら
Left:[STYLE NO. 3366] IRON RANGER / BLACK BOUNDARY LEATHER 商品ページはこちら
Center:[STYLE NO. 3373] 6-INCH CLASSIC MOC / BLACK BOUNDARY LEATHER 商品ページはこちら
Right:[STYLE NO. 3404] CLARA / ORO LEGACY LEATHER 商品ページはこちら
My RED WING Story Vol.02 / 渡辺佳代子(otona MUSE)
女性が欲しいと思う純粋なブーツ。
レッドウィングがいま、愛される理由
レッドウィングがいま、愛される理由
アメリカンワークブーツの定番として確固たる地位を築き上げる〈レッドウィング(RED WING)〉。このブランドのアイテムを日本のトップクリエイターたちはどんな視点で眺め、どんな価値を見いだしているのか?さまざまな角度から疑問を投げかけ、彼らのアイデアを探ります。
2回目に登場するのは、自立した女性のためのファッション、ビューティ、カルチャーなど、さまざまな情報を発信する雑誌『otona MUSE』の編集長を務める渡辺佳代子さん。誌面ではいちはやく〈レッドウィング〉を取り上げ、読者から多くの反響を獲得してきました。いま、どうして女性の足元にこのブランドが合うのか?渡辺さんの視点から眺める〈レッドウィング〉の魅力について語ってもらいました。
好きなものがマニッシュな方向に変わってきた。
― 渡辺さんが雑誌の編集の仕事をはじめたきっかけを教えてください。
渡辺:子供の頃から雑誌が好きで、それをつくる人になりたかったというすごく単純な動機があったんです。小学校高学年くらいから雑誌をいろいろと買いはじめて、中学生になると好きな写真を自分で切り貼りして、スクラップブックをつくるようになったんです。それが編集っていう仕事につながるとは当時は全く思ってなかったんですけど、いま思えばそのときから同じようなことをしていましたね。
― 編集という仕事は、物事を観察して、情報を集めて、それを整理して、最後に誌面に落とし込むという作業になりますよね。それが好きだったんですか?
渡辺:私はむかしから可愛い女の子が好きで。可愛い女の子の写真を雑誌から切り取って、それをノートに貼って自分だけのものにして眺めていたんです(笑)。だから、どちらかというと収集している感覚なんですよね。
― 収集の延長で、いまは好きなものを自分でつくるようになったということですか?
渡辺:そうですね。むかしは雑誌の写真を切り取って、コラージュして、自分だけのスクラップブックをつくっていましたけど、いまはそれをするために企画をゼロから考えて、撮りおろして、その写真を誌面に落とし込んでいるという感じ。なので、結構自己満だったりもして(笑)。
― 渡辺さんが編集長を務める『otona MUSE』は、どういった雑誌なのか教えてください。
渡辺:私はもともと、『otona MUSE』をはじめる前に『sweet』っていう雑誌を1999年から2020年までつくっていたんです。その名の通り、甘くて可愛いファッションが好きな女の子に向けてつくってきたんですけど、長く続けるうちにスタッフもモデルも読者もみんな大人になってきて。それに伴って好きなものもシンプルとか、ハンサムとか、マニッシュな方向に変わってきちゃったんです。
― そこで自分たちがつくる雑誌も舵を切りなおしたわけですね。
渡辺:そうですね。一緒にやってきたスタッフたちと、大人になった自分たちに合った女性像やスタイルを改めて提案する雑誌をつくろうと思って。
自分たちが魅力的だと思う“女性像”を打ち出している。
― 渡辺さんは先ほど「可愛い女の子が好き」と仰っていましたが、ファッションもお好きなんですか?
渡辺:そこが難しいところで、ファッション自体がものすごく好きというよりは、絵づくりをする上でのひとつの要素として、ファッションが大事というほうが近いかもしれないです。ひとつの世界観を表現するために、それに合った服をモデルに着てもらって、メイクをして、そしてシチュエーションも突き詰めて。そういうのを考えるのが好きなのかも。
― 読者の方々は、提案されるスタイルやファッションがすごく気になっていると思うんです。世の中のファッションをどう見て、それをどう雑誌に反映させているんですか?
渡辺:ここ10年くらい、トレンドがあまりなくなっているなって感じますね。2000年代は展示会に行ってメモを取って、こういうのが流行りそうだなっていうのを自分なりにキャッチして、それを読者に合わせて提案していたけど、そういうことも少なくなってきましたね。だけど、毎年手持ちの服だけを大事に着続けるのは、やっぱり味気なくて。そこをうまい具合にちょっとずつブラッシュアップしながら提案したいですよね。そんなことを思いながら誌面をつくっています。
― いまはカテゴライズがすごく難しいというか、ひとつのスタイルに固執するというよりは、いろんなスタイルを楽しむ人が増えたような印象です。
渡辺:『sweet』も『otona MUSE』も、いまは人物によるところがすごく大きくて。“ファッション”っていう単一的な視点ではなくて、魅力的だと思う“女性像”を打ち出しているから、もっと総合的なんです。だからトレンドがなくて困ったなぁという感じでもないんですよね。
〈レッドウィング〉は『otona MUSE』の読者が欲しいボリューム感。
― 女性のスタイルの話をすると、ここ10年くらいで女性のシューズの選択肢がものすごく広がったように思うのですが、渡辺さんはどう感じていますか?
渡辺:ものすごく変化があったと思います。むかしはあんなにヒールの特集をしていたのに、最近みんなヒールを履かなくなりましたよね。
― スポーティなスタイルが流行って、スニーカーを履く女性がすごく増えました。
渡辺:ここ2、3年はとくに足元のボリュームが戻ってきている感じがします。『otona MUSE』の読者って、若いころ厚底ブーツを履いていた世代なんですよ。足元を重めにして全体のバランスを取るっていうアプローチが染み付いているから、ソールが薄かったりすると、ちょっと物足りなかったり、頼りなく感じるのかもしれない。
― そこで〈レッドウィング〉が重宝しますよね。
渡辺:そうなんです! それを言いたかったんです(笑)。〈レッドウィング〉の靴は、『otona MUSE』の読者世代が欲しいって思えるボリューム感で、バランスがすごく合っているんだと思うんです。
― 〈レッドウィング〉はヘビーデューティなイメージがあって、それが見た目にも現れています。そうしたデザインは女性から見て、いかがですか?
渡辺:本質をないがしろにした、ただなぞらえただけの“それっぽいもの”って、うちの読者は手に取らないんです。
― いわゆる「レッドウィング“風”」のものでは満足できないと。
渡辺:そうですね。新しい靴を買うなら、しっかりと長く履けるものを選ぼうという本物志向の人たちが多いんです。だから〈レッドウィング〉のブーツって、ウィメンズのモデルでも見た目が変にフェミニンになっていなくていい。それでいてメンズモデルと比べてレザーが薄くなっていたり、軽量化されていたり、女性が履きやすいようにしっかりとアレンジが加えられていて。いくら見た目がかっこいいからって、やっぱり履きづらいと辛いじゃないですか。
― 渡辺さんも実際に「Iron Ranger」を履かれているそうですね。
渡辺:靴のために服を買おうって思いましたね(笑)。普段はデニムとかチノパンを穿くことが多いんですけど、それに「Iron Ranger」を合わせちゃうと、90年代の人になっちゃうんですよ。それをいまの若い子たちがすると可愛いんだけど、その時代を通った私なんかがしちゃうと急に古臭くなってしまう。だから、スカートとかワンピースを合わせるのがいいのかなって。
― 『otona MUSE』 でも、〈レッドウィング〉にワンピースを合わせるスタイリング提案をされていましたよね。
渡辺:そうなんです。メンズの服を着る特集号でそうした提案をしたんですけど、その号の好きなコーデのランキングで、見事に1位を獲得したのが〈レッドウィング〉を使ったスタイリングだったんです。
― ワークブーツとワンピースの合わせは、一見すると相反するアイテムに見えますが、お互いの引き立て役になっているわけですね。
渡辺:そう思います。それと、足元にボリュームがあるとバランスがよくなるというか、スタイルがよく見えるんですよね。私はバレエシューズが好きなんですけど、ここ1年くらい履いてなくて。暖かくなってきたからまた履こうかなと思って引っ張り出してみたんですけど、足元がすっごい軽くて、ちょっと心もとない感じになっちゃったんですよ。
― 〈レッドウィング〉だと安心感がある。
渡辺:めちゃくちゃ安心しますね。大きな鏡で遠目で全身を見たときに、足元がしっかりしているといい感じに見える気がして。それにソールの厚みのぶん脚も長く見えますし(笑)。私は痩せ型だから、足元がちょっと重たいくらいのほうが全体のバランスが整うんです。
〈レッドウィング〉のお店が好き。
― 今日は「Postman Oxford」を履かれていますね。
渡辺:これ、めっちゃかわいいですよね。コーディネートルームで一目見たときから「こんなかわいいモデルがあるんだ!」ってすごく盛り上がったんです。欲を言えば、このシルエットでローファーもつくってほしいくらい(笑)。それくらい形がいいし、履きやすいですね。
― 先ほど〈レッドウィング〉のスタイリングがランキングで1位を獲得したと話していましたが、どうしていま、このブランドが女性に重宝されるのだと思いますか?
渡辺:〈レッドウィング〉の存在をみんな思い出したのが大きいのではないでしょうか。手持ちのアイテムとは違った方向性の靴だから、新鮮だったんですよ。それにつくりもすごくちゃんとしているし。新しい靴を買おうと思ったときに〈レッドウィング〉が選択肢の上位に浮上したんだと思います。
― 90年代から00年代のはじまりにかけて、女性で〈レッドウィング〉を履いている人は多かったんですか?
渡辺:多かったですよ。わたし自身も〈レッドウィング〉ではないけれど、このスタイルの靴を履いていました。ボタンダウンのシャツに、チノクロスの短パンを穿いて、足元はショートブーツで。
― 当時は雑誌の影響力が強かったと思うんですが、そうしたスタイルを提唱していたんですか?
渡辺:『Olive』とか『mc Sister』ですね。私たちにとっては教科書みたいな雑誌で、いわゆる定番を教えてもらいました。ボーダーのカットソーはこれ、ローファーを履くならこれ、みたいな感じで。
― 『otona MUSE』の読者層に、当時その雑誌を読んでいた人たちもいるのでしょうか?
渡辺:どうでしょう。私自身は『otona MUSE』の読者層よりもちょっと上の世代だから、重ならないかもですね。ただ、『otona MUSE』に出てくれているモデルやスタイリストは重なるかもしれません。彼女たちもリアルタイムを経験していて、それで懐かしくなったのも大きいですね。
― その熱量をもって誌面で提案されているわけですね。
渡辺:20年以上経って、改めていまとても新鮮で。当時はショーツとか、ミニスカートを穿いて脚を出して、クシュクシュっとしたソックスと一緒に履いてましたけど、先ほど話したようにいまはワンピースやスカート、それにトラックパンツとか、スラックスに合わせる提案をしたいですね。
― それだけ多用的な着こなしに合うということですよね。
渡辺:そうですね、本当に魅力的なシューズだと思います。
― 最後に、渡辺さんが今後〈レッドウィング〉に期待することはありますか?
渡辺:変わらずに、いまのままでいてほしいですね。あと、私は〈レッドウィング〉のお店が好きなんですよ。スタッフの方々は知識がすごく豊富だし、似合うものを薦めてくれるし、行くと楽しいなって思うんです。ネットでの買い物はラクだけど、お店に行くと、買う予定じゃなかったものを買っちゃうって良さがあるじゃないですか。
― あるあるですね(笑)。
渡辺:私はそういった体験がすごく好きなので、それができる場所として、変わらずにいいお店であって欲しいと思います。クローゼットに残るものって、じつはお店で買ったものだったりするんですよね。ネットではいくらでもそこそこの値段で似たものを探すことができるけど、お店だと本当に欲しいものだったら高くても買っちゃおうって思えるし、結局それが一番いい買い物だったりする。だからお店の存在ってやっぱりすごく大きいなって思っていて。
― 体験があることによって、自分の中でストーリーが生まれますよね。
渡辺:そうですね。足のサイズを測ってもらったりとか、すごい勢いで靴紐を通してくれたりとか(笑)。そういうのがなんだか楽しいんですよ。
Text : Yuichiro Tsuji
Produce : Takahiro Higashiyama
My RED WING Story Vol.01 / 藤井隆行(nonnative)
ワークブーツをモードに。
レッドウィングから見いだす
新たな側面
レッドウィングから見いだす
新たな側面
アメリカンワークブーツの定番として確固たる地位を築き上げる〈レッドウィング(RED WING)〉。このブランドのアイテムを日本のトップクリエイターたちはどんな視点で眺め、どんな価値を見いだしているのか?さまざまな角度から疑問を投げかけ、彼らのアイデアを探ります。
第1回目に登場するのは〈ノンネイティブ(nonnative)〉のデザイナーである藤井隆行さん。過去2回に渡り〈レッドウィング〉のブーツを監修し、ブランドの新たな一面を見いだしてきました。そして今回、3度目の監修アイテムが完成。改めて自身とブランドの関係性を深掘りしつつ、新しいブーツにどんな価値を与えたのか?藤井さんの頭の中にある考えに迫ります。
服を着て、どこへ行って、何をするかというのが重要。
― 藤井さんは最近海外へ行かれたそうですね。
藤井:そうですね。ロンドンとパリへ行きました。コロナ禍を経て久しぶりの海外だったから、はじめて日本から出たような気分になりました。
― そうした気分の中で、どんなことを感じたのかが気になります。
藤井:ロンドンはリサーチをしたり、人に会ったりしたんだけど、すごく雰囲気が変わった印象でした。若者たちが台頭してきているな、と強く感じました。パリは展示会のために行ったのですけど、変化はあまり感じませんでしたね。
― 円安の影響がすごいという話もよく耳にしますが、どうでしたか?
藤井:買い物をするにしても、ご飯を食べるにしても、金額を見るとちょっとびっくりしますよ。ただ、やっぱり海外は海外というか。日本では感じられないことがたくさんあったし、やっぱり行ってよかったですね。
― 藤井さんがデザイナーを務める〈ノンネイティブ〉は旅からインスピレーションを得ているんですよね。
藤井:そうですね。旅に出ると、あまり服を持っていけないとか、荷物を軽くしたいとか、いろいろ考えるじゃないですか。海外はSNSで写真を眺めたりしながら情報を集められるけど、体感する風の強さまではわからないですよね。そういうのは実際に行って、ようやく感じられるものだから。だから、やっぱり動かないとダメだなっていう。
― 一方で、コロナ禍の3年間は行動に制限がかかる中、日々の生活からそうしたインスピレーションを得ていたのでしょうか。
藤井:内向きな感じではありましたね。それはそれで大事な時間だったけど。日本の民芸とかを見に行ったりしていて、そういうフィルターがかかった上での海外だったから、コロナ前とは違う視点でいろんな物事を見ることができたと思います。
― そうした藤井さんの視点の流れというものは、やっぱり生活の中でジワジワと育まれているのでしょうか? いきなりポンと気になるものが生まれるのではなく。
藤井:モノに対して気になるっていうことが、なくなってきていますね。もちろんお店とか、服とかを見にいったりもするけど、そこでなにか衝動的になるということはあまりないんです。それよりも、さっき話したみたいに、風を受けるとこれだけ寒いとか、日が当たってない場所はこれだけ冷えるとか、そういうことのほうがアイデアが生まれやすい。それが砂漠の中ならアウトドアブランドの服を着ればいいけど、ロンドンやパリという都市の中では、「どうやっておしゃれをするか?」ということが大切になってくる。その服を着て、どこへ行って、何をするかっていうのが重要だと思うんですよ。
メンズの服は大差がないから、靴を間違えるとダメになってしまう。
― 海外へ行かれたことで、日本に戻ってからの視点は変わりましたか?
藤井:むかしは帰ってくると、海外よかったなとか、買ってきたものを手に取って眺めて、余韻に浸ったりしてたけど、いまはどこにいても買い物できるじゃないですか。前は海外でしか買えないものがたくさんあったけど、いまはそうじゃない。もちろん現地でいろんなものを見てくるんだけど、日本に戻ってオンラインで買ったほうがスマートだなと思ったり。
― そうした時代の中で、藤井さんが買うものには、どういう動機や理由があって手にするのかが気になります。
藤井:シンプルに、使うか使わないかですね。むかしだと、ハイブランドの本店に行って買い物をするとかはあったけど、いまはそういう感じでもないですし。
― 最近藤井さんが購入したものを教えて欲しいです。
藤井:スポーツブランドのトラックジャケットとパンツですね。
― それはどうして?
藤井:むかしイギリスが好きで、2000年代にトラックパンツにブーツを合わせたりしていて。オアシスみたいにジャージのセットアップをジャストサイズで着たりとか。最近はそういう人がいないし、いいかなと。それで家の近所でもトラックパンツを穿いているんだけど、「走るの?」って言われたりして(笑)。逆に会社の子には「めっちゃおしゃれっすね」って言われたりとか、場所によって捉えられ方が違うのがおもしろいですね。
― ロンドンに行った影響もあるんですか?
藤井:そうかもしれないです。あとは最近2000年代ブームみたいなのがあるでしょう。パンツのシルエットもその頃に戻っている印象だから。それでいまなにがいいかなと思って買いましたね。
― シューズはどんなものを履いてますか?
藤井:スニーカーはトレラン系のアイテムが多くなっています。走ったりもするし。
― さまざまなメディアでも語られているように、藤井さんは靴好きな印象があるんですが、それはどうしてなんですか?
藤井:服は自分でつくっているし、基本的には靴しか買わないんですよ。履かないのに買うのは靴くらいかな。研究材料にもなりますし。もちろん、履こうと思って買うんですけどね。これはあの感じの服に合いそうだなとか思ったりして。
― 藤井さんにとって、ファッションにおけるシューズの役割について、どんなことを考えていますか?
藤井:シューズでコーディネートが決まると思ってます。変な話、服は全部ファストブランドで揃えても、たとえば足元に〈レッドウィング〉を合わせていたら成立すると思うんですよ。逆の言い方をすると、メンズの服って大差がないから、靴を間違えるとダメになってしまう。そういう考え方はむかしからありますね。
― 〈レッドウィング〉をはじめ、ブーツもお好きですよね。
藤井:基本的にハイカットが好きなんです。細いパンツを穿いたときに、裾の収まりがいいから。デザインするときも靴とパンツをセットで考えていて、短靴だと裾のところで途切れちゃうイメージがあって。
― 靴でコーディネートが決まるというお話をされていましたが、ブーツを履くときは、スタイリングをどんな印象に仕上げたいんですか?
藤井:どんな印象に仕上げたいというよりも、最近はナイロンとかテック系のパンツを穿くことが多いから、そういうときはブーツを合わせるようにしていますね。化繊のものに、天然素材を合わせるのが好きというか。だから、ジーパンに〈レッドウィング〉っていう組み合わせも自分はしないですね。
― 素材のコントラストみたいなものを意識していて、それがファッションに繋がると。
藤井:そうですね。機能素材を機能的に見せないというか。小さなこだわりですが。
〈レッドウィング〉にとって価値あることをしないといけない。
― 〈レッドウィング〉で好きなモデルはありますか?
藤井:プレーントゥが好きですね。あとはスエードのモックトゥとか。むかしはそれしか履いていない時期がありました。藤原ヒロシさんの影響で。そのときはジーパンを合わせてたな(笑)。高校生のときでしたけど。当時はそれが精一杯のおしゃれでした。ヒロシさんがアイリッシュセッターを履いているのを見て衝撃を受けたんですよ。めちゃくちゃアメカジな格好なのに、全然アメカジに見えなくて。やっぱり、着方とか、色とか、素材の合わせ方で変わるんですよね。
― 最近はアメカジがまたブームという話をよく耳にしますが、いまのファッションシーンと〈レッドウィング〉の相性について、どんなことを思いますか?
藤井:たとえば、さっき話していたみたいにジーパンに〈レッドウィング〉を合わせるのもアメカジだし、アメリカの、いわゆるテック系のアウトドアブランドの服を着るのもアメカジって言うと思うんですよ。むかしはもっと細分化されていたけど、いまは全部ひっくるめてアメカジになっていて。
さっきロンドンがおもしろかったという話をしたのも、アメリカの服をロンドンの人たちが着るのがユニークだったからなんですよ。ワークウェアとテック系のシューズを合わせているのを見ておしゃれに感じたり。それもアメカジじゃないですか。
だからやっぱりファッションは“見え方”が大事なんだと思う。去年、「ビオトープ」のために〈レッドウィング〉のブーツを監修したときも、そういう見え方をいい意味で変化させたかったんですよ。すごい高い靴と一緒に〈レッドウィング〉のブーツが置かれることを念頭にディレクションをしたので。それはすごくチャレンジングなことだと思うんです。
― 一昨年にグレーの〈レッドウィング〉を監修して、昨年はいまお話にあった「ビオトープ」の別注、そして今年は“ブラック”でディレクションをされていますね。
藤井:今回は真っ黒でモードっぽく。いい意味で〈レッドウィング〉っぽくないものにしたかったんです。だけど、やりすぎると“らしさ”を失ってしまうから、そのさじ加減が難しいところで。
― どうして黒だったんですか?
藤井:ベージュ、グレーときて、黒っていう流れですね。黒いスエードの〈レッドウィング〉ってほとんどないんですよ。それで在庫を見つけてもらって、ソールを変えたりしながら細かな部分をいじってデザインしました。
― シューズをイチからつくるわけではないんですね。
藤井:そうですね。新しくデザインすることはできないから、すでにあるもののパーツを変えたりとか、ディテールを変更しながら新しいものにしています。たとえば今回のブーツだと、ソールをオールブラックにしたり、ウェルトの部分も黒く塗ったり、チャッカのほうはシューホールを1個増やしたりとか。
― あとはソールも厚みが足されてますよね。
藤井:ミッドソールを足して5mmくらい厚くしていますね。最近は太いパンツが人気だから、ボリュームを足してあげたほうがシルエットの収まりがよくなるんですよ。もっとハの字状のシルエットを強調したりとか、ガンダムっぽくしようっていうアイデアもあったんですけど、そこまですると〈レッドウィング〉の良さが薄まっちゃうから、程よく。
― ご自身でお気に入りのポイントはありますか?
藤井:ウェルトが真っ黒なところですね。だけどステッチは白いっていうコントラストが気に入ってます。
― こうした監修の依頼を受けて、藤井さんが大事にしているのはどんなことですか? ディレクションをするにあたって、できること、できないことがあったと思うんですが。
藤井:調整というか、ラインを見極めることを大事にしましたね。「ビオトープ」でやったときも、ハイブランドの服と同じ空間で提案されるわけじゃないですか。だから、そこにまとまるようにブーツを編集して。アイテムをかっこよくするのはもちろんなんだけど、〈レッドウィング〉や「ビオトープ」双方の色みたいなものを汲み取りながら、どうエディットしていくかが大事だと思うんです。
― 〈ノンネイティブ〉の別注ではなく、あくまで藤井さんの監修という形での関わりですが、そこに意識の差はありますか?
藤井:もちろんあります。〈ノンネイティブ〉の別注だったら、ぼくら側に寄せればいいだけだけど、監修の場合はあくまで〈レッドウィング〉に軸足が置かれているわけです。
― そういう意味での制限があるわけですね。
藤井:そうですね。それに別注の場合、在庫をすべてうちで持つわけです。だけど今回はそうじゃない。だから〈レッドウィング〉にとって価値があることをしないといけないわけで。自分たちのブランドで別注をしたら、きっとプライスもグンと上がるけど、〈レッドウィング〉の土俵でやらせてもらうからには、ファンの方々の期待にも応えないといけないですし。うちのお客さんはぼくのことを求めているけど、〈レッドウィング〉のファンは〈レッドウィング〉を求めていますよね。そこの差がやっぱり大きいですね。普段の自分のゾーンとは違う人たちに向けたものづくりだから。新しいことにチャレンジしている感覚です。
― 今回の2モデルも、ありそうでなかった感じというか、〈レッドウィング〉らしさと、藤井さんらしさがバランスよく共存しているように思います。
藤井:ヨーロッパっぽいものをあえてアメリカっぽくしたり、アメリカっぽいものをモードっぽくしたいんですよね。やっぱりもともとワークブーツで男っぽいアイテムだから、そこから少し色気を引き出すようなイメージでつくりましたね。
― このアイテムをフィーチャーしたルックもこれから撮影されるようですが、どんなスタイリングの提案をされるんですか?
藤井:やっぱり全身ブラックでモードに。
― 〈レッドウィング〉に新しい価値を加えていくようなイメージですか?
藤井:そうですね。イメージっていうのは、結局外側にいる人たちがつくったものじゃないですか。〈レッドウィング〉は本来ワークブーツで、ファッションのアイテムではないから。アメリカでも、作業着屋さんとか、そういうお店でしか売ってないし、こういうブーツもすでにヘリテージ的な扱いだと思うんですよ。だけど、それをどうしていまでも残しているかというと、日本のファッションのためだと思うんです。こういうブーツにファッション的価値を見いだしたのは日本人だから。僕自身もこうした監修の役割を通して、そうした価値づくりに貢献していきたいなと思っています。
SUEDE BLACK 6-INCH LINEMAN PLATFORM
¥69,300(tax in)
<STYLE NO. 3147>
SUEDE BLACK WORK CHUKKA PLATFORM
¥69,300(tax in)
今回の監修モデルは2023年6月3日(土)より、BIOTOP(白金店、大阪店)、COVERCHORD、レッドウィング・オンラインストアにて発売開始予定です。
BIOTOP
https://www.biotop.jp/
COVERCHORD
https://coverchord.com/
RED WING
https://redwingheritage.jp/
Text : Yuichiro Tsuji
Produce : Takahiro Higashiyama
RED WING HERITAGE WOMEN
FEATURE:004 / YUKI
Photographer : Yuico / Instagram↗︎ @yuicolovessea
<Question01>レッドウィングを選ぶ理由は?
とにかく履いていると安心するんです。
自分の身体の一部のような優しい履き心地や、身につけると背筋がピンとするような芯の強さ。優しくて強いレッドウィングは、私にはお守りみたいな存在です。
<Question02>好きなコーディネートを教えてください
ほぼ毎日大好きなデニム&レッドウィングのスタイルですが、商談や食事で改まったスタイルの日にはクララやキャリアを選びます。シチュエーション毎にどのレッドウィングを選ぶかはだいたい決まっているので、あまり悩まず、毎朝今日はコレ!って感じで決まります。
<Question03>好きな言葉や今はまっていることなどなんでも!
好きな言葉は『自由に生きる』です。
両親が名付けてくれた『由生』という名前の由来は『自由に生きる』。そのせいか、人一倍『自分らしく自由に生きたい!』という気持ちが強い気がします。笑
自分だけでなく、自分の周りの人にもそうあって欲しいと願っています。
<Question04>レッドウィングを履いて行きたいところは?
レッドウィングのブーツは私にかけがえのない出会いを運んできてくれました。素敵な場所、新しい価値観、そして大切な仲間との出会い。
こらからも、このブーツと共に今まで見たことのない景色を見るのが楽しみでワクワクしています!
[LEFT] Style No.3405 Clara / Black Boundary Leather オンラインストアはこちら↗︎
[RIGHT] Style No.3486 Carrier / Black Chaparral Leather オンラインストアはこちら↗︎
RED WING HERITAGE WOMEN
FEATURE:003 / SATOMI
Photographer : Yuico / Instagram↗︎ @yuicolovessea
<Question01>レッドウィングを選ぶ理由は?
ワークブーツならではのタフさが、普段使いはもちろん、キャンプなどのレジャーシーンでも大活躍してくれて、気付けば手放すことのできないブーツになっていました。
普段アクティブな遊びが多い私にとって、品質とファッション性を兼ね揃えたRED WINGは私の相棒です!
<Question02>好きなコーディネートを教えてください
デニムにRED WINGが王道で大好きですが、最近はワンピースやスラックスにRED WINGを合わせるコーディネートも好きです!
<Question03>好きな言葉や今はまっていることなどなんでも!
休みの日に家でじっとしていられないくらいのアクティブ人間です!
どんなに疲れていても二連休があれば旅行へ行こうとします!笑
そんな私ですが5年前にアパレル業界に入り、毎日の接客の中で歳を重ねることを楽しみながら、ファッションを通して自分を常に磨いている顧客様に憧れを抱くようになりました。
昨年30歳を迎え、私も歳を重ねることをポジティブに捉えて「自分らしいファッションを楽しもう!」をモットーに毎日仕事も休みも全力で楽しんでいます。そしてRED WINGはファッションを楽しむ上で欠かせないアイテムです♪
<Question04>レッドウィングを履いて行きたいところは?
春のキャンプに履いていきたい!!
[LEFT] Style No.3365 Iron Ranger / Amber Harness Leather オンラインストアはこちら↗︎
[RIGHT] Style No.3486 Carrier / Black Chaparral Leather オンラインストアはこちら↗︎
RED WING HERITAGE WOMEN
FEATURE:002 / MASAKO
Photographer : Yuico / Instagram↗︎ @yuicolovessea
<Question01>レッドウィングを選ぶ理由は?
誰でも履けて履くシーンも選ばず、履く人それぞれの解釈で履けるところ。
自分を表現できるものとしてなくてはならない存在です!
<Question02>好きなコーディネートを教えてください
シンプルだけど自分らしさのあるコーディネート
<Question03>好きな言葉や今はまっていることなどなんでも!
犬のトレーニング。
保護犬を飼い始めてから専門家からのトレーニングを受けていて、犬が変わっていく様子や心が通じ合ったかも!と思える瞬間がとても幸せです。
<Question04>レッドウィングを履いて行きたいところは?
犬を連れて川に遊びに行く時に履きたい!
[LEFT] Style No.3375 6-inch Classic Moc / Oro Legacy Leather オンラインストアはこちら↗︎
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RED WING HERITAGE WOMEN
FEATURE:001 / AYANO
Photographer : Yuico / Instagram↗︎ @yuicolovessea
<Question01>レッドウィングを選ぶ理由は?
トレンドに左右されないから。トレンドの移り変わりが激しいレディースアパレルはついていくのが大変です!毎シーズン、トレンドに合わせて服を買い替えている女子も多いと思います。でも、RED WINGは買い替える必要がありません。その理由は、RED WING自体がもはやジャンルレスな定番アイテムだから!毎シーズン履いても色褪せない、それどころか価値を増していく、それがRED WINGだと思っています。
<Question02>好きなコーディネートを教えてください
私にとってRED WINGはジャンルレスなアイテムなので、基本的にはどんなテイストのファッションでもよく似合うと思っています。
中でもRED WINGらしいボリューム感を活かしたコーデが好きです!今なら、太めのストレートデニムやフレアデニムに足元はクラシックモック、ウエストはベルトでキュッとマークしてタイトなTシャツをタックイン、ゴツめのアクセサリーでメリハリを出したいなと思っています。
新作のキャリアを合わせるなら、撮影して頂いた時の様にビビッドなカラーの靴下を中心にコーデを楽しみたいです。
<Question03>好きな言葉や今はまっていることなどなんでも!
スタッフに教えてもらったジーマーミ豆腐を毎日食べています!抗酸化作用があって美容に良いみたいです!
あとは、メイクもネイルもピンクやグリーン、オレンジなどビビッドなカラーにハマっています。
間もなくやってくる北海道の春や夏は短いですが、自然がいっぱいで空気がキレイで大好きです。私は海より山派なのでラフにRED WINGを履いて、キャンプや森林浴を思いっきり楽しみたいと思っています!
<Question04>レッドウィングを履いて行きたいところは?
山へ森林浴に行きたい!BBQをしに公園に行きたい!
[LEFT] Style No.3380 6-inch Classic Moc / Black Boundary Leather オンラインストアはこちら↗︎
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OUT OF FASHION
宮﨑 慎子 – C'est la vie.
森田 幸次 – 日々木
森田 幸次 / Koji Morita – 日々木
STYLE NO. 3451 6-INCH CLASSIC ROUND
宮﨑慎⼦ Noriko Miyazaki (Cʼest la vie.)
花屋店⻑を経験後、単⾝渡仏し帰国後2009年にCʼest la vie. を⽴ち上げる。
使われなくなった温室を⼈と植物の⼒で⽣まれ変わらせたショップ兼アトリエにて、植物の販売やレッスンを主宰している。
植物を使った店舗装飾、空間デザイン、ディスプレイ作品を創るなど活躍の場は幅広く、レッドウィング・シューストア池袋パルコ店の植物のディスプレイも担当している。
⾔葉を発しない⼩さな植物の命を⼤切に扱う宮﨑さんは「⼈と植物の共存」をテーマに、森や⼩さな⾃然の景⾊を切りとったような⾵景を創ることを得意としている。
STYLE NO. 3451 6-INCH CLASSIC ROUND
9歳くらいからずっとお花に興味を覚えて、趣味というか家帰ってお花をいじるっていうことが習慣でした。
そこからずっとですね。
メインのお花はお花屋さんでいっぱい飾ってあるじゃないですか。
でも私はそうじゃない脇のものが、そこらへんにあるような草花とか単体では華奢に⾒えるんですけど、集合させていくと、とても何かいいひとつの⾵景みたいに演出できたので、その魅⼒を皆さんに伝えたいと思ってそういうお花を集めました。
⾃分の⾜を動かして⾃分が動いているっていうことを意識すると、頑張っているなとか、今⽇もいっぱい動いたなとか、靴に意識を今まであまり持っていなかったので新鮮でした。
どうしても⼈だけの社会ではちょっと息苦しくなったり、すごくはしゃぎすぎたり、落ち込み過ぎたりっていうバランスが悪い時に、ずっと同じスタンスで⽣きている植物に触れるとすごいフラットに戻してくれる。
⾃然な姿っていうのが⼀番良いのと美しい。
あまり⼿を⼊れすぎないっていうのが、⾃分はすごい好きだし居⼼地がいいですね。
レッドウィングは私の⽇常ではとても今は⼤切な存在です。
STYLE NO. 9111 6-INCH CLASSIC ROUND
森⽥幸次 Koji Morita (⽇々⽊ Hibiki)
埼⽟県所沢で⽣まれ育ち、東京理科⼤学を卒業後プログラマーとして働いた後、⼈の喜びを感じられる仕事がしたいとの思いから2010年「⽇々⽊」を⽴ち上げる。
「植物や⼈と対話するこの仕事を体が動く限りやっていきたい」
⼦供時代を過ごした場所を原⾵景とし、⾃然の中にいるような五感で感じる⼼地よい庭づくりを得意としている。
STYLE NO. 8083 IRON RANGER
⼩さい時に⾃分の実家は森もあったし林もあったし、川もあったんですよね。
川から流れてくるものを拾って、森に持っていって、遊び道具とか秘密基地を作っていました。
すごくワクワクしたし楽しかったですね。
サラリーマンになってすっかり忘れていたんですけど、転職して造園の仕事をし始めたら思い出してきて、だからお庭づくりってワクワクします。
作り込まれた植⽊じゃなくて、雑⽊林に⽣えているような樹種を使ってお庭を作るっていうのが⼤好きで、⾃然に雑⽊林に近いようなお庭を作っています。
レッドウィングは⾃分と⼀緒に作業をしてくれている感じがします。
[OUT OF FASHION ----- SINCE 1905]
これは現状を打開し、⾃分らしく⽣きることに挑むすべての⼈を称賛する取り組みです。
レッドウィングのように、アイコニックな⼈⽣を送る⼈々を『OUT OF FASHION』を通してご紹介します。
Starring
Noriko Miyazaki (Cʼest la vie.) Instagram↗︎ @n_cestlavie
Koji Morita (⽇々⽊/Hibiki)
Directed by Koichi Toya
Director of Photography_Kazuhiko Sonoda
Camera Assistant_Go Suzuki
interviewer_Nobuko Sugawara
Planning director_Takahiro Higashiyama
Produced by euphoria Factory
#OutOfFashion
10/28(金) & 10/29(土) 北海道 江別蔦屋書店様にて開催されたトークイベントの模様をお届け
北海道 江別蔦屋書店様で行われたPOP-UP SHOP【RED WING Operation by UNIQUE JEAN STORE】内のイベントとして10/28(金) & 10/29(土) に開催されたトークイベントの模様をお届けいたします。
ご参加された方はもちろん、日程や場所的にご参加が難しかった方も当日の写真をご覧になって少しでも雰囲気を感じていただければと思います。
TALK EVENT 『My Red Wing Story Vol.1』
代表小林による本トークイベントでは、レッドウィングの魅力をより多くの方に深く広く感じていただけるように以下のトピックスにて進行させて頂きました。
◆ アメリカミネソタにあるRed Wing本社の紹介
◆ 工場での靴づくり行程のビデオと解説
◆ My Red Wing Story ~ 小林の個人的なレッドウィング・ストーリーや、代表になった経緯とブランドへの想い
◆ 参加者のみなさまのレッドウィング・ストーリー
◆ 道内の取扱店様のご紹介
お越しいただいた皆様にもトークにご参加頂いたイベントになりました。
ご参加頂いた皆様、そしてUNIQUE JEAN STOREスタッフの皆様、この度は本当に有難うございました。
トークイベントは今後も開催を予定しております。その際はぜひ奮ってご参加ください。皆様とお会いできることを楽しみにしております!
レッドウィング・シューカンパニー 今月のTOPICS / RWJ代表 小林由生インタビュー日本語訳
レッドウィング・シューカンパニーの今月のTOPICSにジャパン代表である小林由生が採用され、インタビューが掲載されました。
サスティナビリティなどの観点から小林が描く今後のレッドウィングについて語らせて頂いた英語原文の日本語訳になりますので、ぜひご覧ください。
レッドウィング・ジャパンの舞台裏にいる女性
私は言語、文化が交わる場所にいることがほとんどです。日本とアメリカの両方で生活し、そこで働いた経験から、人と文化を繋ぐ架け橋になれることに感謝しています。お互いのアイデアや価値観、そして経験を共有することで、世界にポジティブな変化をもたらすことができると信じています。
レッドウィングとの出会いにより、私の信念はより強くなりました。そして、より積極的な変化をもたらすために、それに相応しい人々と一緒に働くことが出来ている現状に感謝しています。私はレッドウィング・ジャパンの女性初の代表になれたことを光栄に思います。また、私は一児の母です。これは日本のリーダーの中では珍しいかもしれません。日本の母親や女性では珍しい境遇だと思いますが、私は自分が単なる女性リーダーではないと信じています。
私が情熱を注いでいるのは、私たちが築いているレガシー(遺産)、聖なるものとして維持しているサステナブル(持続可能)な活動、そして共感と思いやりをもってチームを導くことです。私の使命は人々に良い変化をもたらすことであり、自分のストーリーを共有することでそれを実現していきたいと考えています。
【アイデアと文化の交流】
日本ではレッドウィング・ブーツは1970年代からお客様に愛されているアメリカの伝統あるブランドです。ロングセラーのトップスタイルは、アイコニックな#8875 Oro-Russet LeatherのClassic Mocです。私たちは現在6つの直営店舗を運営していますが、そのうちの3店舗は2020年からのコロナ禍の厳しい情勢の中、新宿Flags、大阪LUCUA、渋谷PARCOにそれぞれオープンしています。レッドウィング・ジャパンのカントリーマネージャーとして、私はブランドの成長に尽力し現状打破し続ける強いパッションを持つ、素晴らしいチームを率いることができて光栄です。
私とレッドウィング・シューズとの旅は、これよりももっと前に始まりました。2006年、私はレッドウィング・シューカンパニーに入社し、最初の1ヶ月でミネソタ州レッドウィングシティにある本社に赴きました。15年前、当時今ほど英語が話せなかった私は、アメリカでどのように受け入れられるか心配でした。しかし、すぐに何も恐れることはないと分かりました。誰もが歓迎してくれて、親しみやすく、まるで ファミリー の一員になったかのようでした。また、ブランドや製品の背景にある伝統、そして正しいことをするためのアイデアに対する情熱をアメリカのスタッフから強く感じ、レッドウィング・シューズは自分にぴったりの会社だと確信しました。
その後、私はカスタマーサービスから品質保証責任者へとステップアップし、現在のポジションに就いています。その過程で、私は自分なりのリーダーシップスタイルを確立していきました。それは共感的でありながら分析的であり、情熱的でありながらも冷静であり、思いやりがありながらも強いというものです。レッドウィング・シューズと同様に、私も自分のスタイルを進化させています。さまざまな人と協力し、新しいアイデアを受け入れることで、私たちは共に適応し成長していくのです。
【古いものに新しい命を吹き込む】
レッドウィング・ジャパンの成長には、日本独自のアイディアを採用しながらも、アメリカ本社からのヒントを得ることが必要不可欠です。アメリカの工場を訪問したり、ブーツの製作者と話をする中で、私はレッドウィング・シューズの伝統と長い間受け継がれてきた文化に深く感謝しています。
レッドウィング・シューズは、私自身が情熱を持って取り組んでいるサステナビリティ(持続可能性)に根ざしたブランドです。私たちのクラフトマンシップへの取り組みは、素材を無駄にしないことです。1905年の創業以来、私たちは生産方法と靴作りの技術を守り続けています。私たちの製品は最高品質であり、生涯にわたって着用し、修理できるように作られています。
【ファストファッションやトレンドの変化が激しい世界でも、時代を超えて愛される私たちのブーツ】
日本ではこのメッセージを広めて、私たちのサステナビリティの価値を共有するコミュニティを育てています。私にとってサステナビリティとは、古いものに新しい命を与えることです。耐久性があり、修理して元の品質に戻すことができるものは一生、あるいはそれ以上の寿命を持つことができます。アパレルや靴など自らが身に着ける商品を一生愛用できるということが、まさにサステナビリティを体現していると思います。私は、高品質でサステナブルでいる事に決して妥協しない企業の一員であることを誇りに思います。
【次世代の女性に向けて】
レッドウィング・シューズの歴史と時代を超えたデザインにスポットライトを当てることでレッドウィング・シューズの価値観を広め、サステナビリティを実践することが私のレッドウィング・ジャパンでの役目だと思っています。しかし私にはそれとは別に、同じくらい重要なミッションがあります。それは、日本の次世代の女性リーダーにインスピレーションを与えたいということです。
リーダーシップを発揮して働く母親として、私は幼い娘に対し家庭を持ちながら情熱を持ってキャリアを積むことが可能だという事を示したいのです。
そういう私にとって、レッドウィングのブーツは頼れる「相棒」的な存在です。その中でも「クララ」は私が一番好きなレッドウィングのブーツです。朝、「クララ」ブーツの靴紐を一つ一つ結ぶとき、私は自分に自信がみなぎるのを感じます。力強さとエレガントさを同時に感じさせてくれます。レッドウィング・シューズが私に与えてくれるのと同じ自信を、より多くの女性に感じてもらいたいと願っています。その為に、日本でも女性向けの商品を紹介する機会を増やしていきたいです。
最終的には、レッドウィング・シューズを日本でより「ボーダレス」なブランドに育てることが私の目標です。サステナビリティ、インクルージョン、そして性別を問わずに着用してもらえる高い品質を誇るブランドです。世界に意味のある変化をもたらす企業の一員として、ユーザーの皆様や、レッドウィング・シューズの社員、レッドウィングに関わる全ての人が誇りに思えるようなブランドをこれからも守り、成長させていく事が私の願いです。
OUT OF FASHION
白川 裕規(しらかわ ゆうき)- 東京都
白川 裕規(しらかわ ゆうき)- 東京都
6インチクラシックモック #8179 着用
東京都・恵比寿にあるパーソナルがメインのキックボクシングジム[Bungeling Bay]。ここでチーフトレーナーを務める白川 裕規さん。キックボクサーなどの格闘家のセカンドキャリアが当時ほとんどなかったという現状を少しでもよくしたいとの思いでジムを立ち上げた彼の現役時代からの先輩に誘われ、パーソナルトレーナーのキャリアをスタートし、今ではジムの看板トレーナーにまで上り詰めた。あの時声をかけてもらえなければ今の自分はなかったかもしれないと当時を振り返り、格闘家としても大先輩のオーナーには感謝してもしきれないし、このジムをもっと盛りあげていきたいと笑顔で話してくれた。
多忙な毎日を送るなかで職業柄スニーカーを履くことが多かった白川さんだが、10年以上履いていなかったというレッドウィング ブーツをあるきっかけで再び履き始め、それからはほぼ毎日履いているという偏愛ぶり。仕事着でもあり、それ以外もほとんどこれしか履いていないというジョガーパンツに合わせるのが白川さんのスタイル。
6インチクラシックモック #8179 着用
レッドウィング ブーツはジーンズなどのアメカジファッションに合わせる物と考えていた白川さんはトレードマークであるジョガーパンツにレッドウィング ブーツを合わせるのには抵抗があったが、いざ合わせてみると意外なほどに馴染みトレンドやスタイルに影響されないレッドウィングの普遍的な魅力を再発見したという。
もともとブーツなどの革靴は適正サイズよりも大きめを選び、シューレースを結ぶのが面倒だと思っていた白川さんは直営店でのフィッティングサービスを体験し、サイズ選びの大切さを知った。自分に合ったサイズと靴紐を上まで結ぶ事で得られる履き心地の良さを実感し、レッドウィングが持っているワークブーツとしての本来の機能性やそのフィット感に惚れ込み、今では毎日レッドウィングを履くほど愛用している。あれだけ毛嫌いしていたシューレースを毎朝結ぶのでさえ楽しくなってきたと白川さんは語る。
本質を理解しそれを体験することで得られる充実感は、苦手意識すらも変えてしまうと白川さんが教えてくれた。
あらゆる職業や年代の人々に愛されるレッドウィング ブーツのように、白川さんはその行動力と柔軟な考え方でプロの格闘家から一般の生徒まで幅広い支持を集めている。
6インチクラシックモック #8179 着用
親しかった友人の死や新しい命が生まれてくる日常の中で、過ぎゆく毎日が当たり前ではなく奇跡の連続によってできていると今年40歳になって改めて感じる事があるという白川さん。若い世代には毎日を大切にいろいろなことに挑戦してほしいし、大切な時間をパーソナルトレーニングに使ってくれているお客さんには「一人ひとりの楽しいという気持ちにコミットし続ける」というのが彼の目標だという。
そんな一日一日を大切に過ごす白川さんにとって一番大事な時間は家族と共に過ごす時間であり、毎朝の日課になっている散歩も彼の足元はレッドウィング ブーツだ。 #OUTOFFASHION
OUT OF FASHION
奥山 武(おくやま たけし)- 東京都
栁澤 雄太(やなぎさわ ゆうた)- 熊本県
奥山 武(おくやま たけし)- 東京都 / 栁澤 雄太(やなぎさわ ゆうた)- 熊本県
8インチクラシックモック #877 着用
奥山さんはアメリカ製のワークブーツへ強いこだわりを持ち、ブーツリペアの分野でも高い評価を得ている。今では日本で最も卓越した技術を持つ職人であり、レッドウィング ブーツの修理にかける思いは特別なものがある。オリジナルに劣らない修理のクオリティを求めアメリカの数々の有名なブーツ工場を訪れ、そこでブーツ修理の真髄となるラストを使った修理に着目し、自社で修理のためだけのラストを用意するに至った。練りコルクやブーツ専用の釘、接着剤の塗り方一つにまで細部にこだわり、その技術やクオリティは世界レベルにまで到達している。
レッドウィングのブーツを何度も修理したり、自らオリジナルブーツを開発したりする過程で、彼はレッドウィング製品の機能美とその製造過程や値段の設定などにおいて学ぶべき事が尽きないと言い、レッドウィング製品の高品質、耐久性、そして製品が所有者よりも長持ちする可能性を考慮すると、レッドウィング製品の価格は非常に良心的だと話してくれた。過去19年間、彼は自身の修理技術に磨きをかけ、使う材料や道具、機械を常により良いものに改善し続けてきた。彼にとってレッドウィング ブーツは、彼の専門性にマッチし互いに高め合う事ができる最高の相棒となっている。
奥山さんは、まさに「流行に左右されない」「自分らしく生きる」ことを体現している人です。レッドウィングのブーツの中でも#877は、彼にとっていつまでも変わらないアメリカを感じさせてくれるというお気に入りのブーツになっている。
6インチクラシックモック #875 着用
栁澤さんは、今後のブーツ修理業界を担っていく上で大きな可能性を秘めた人物です。奥山さんのもとで修行を積んだ後、ブーツ修理への情熱を故郷の熊本に持ち帰り、自身の店[ECHOES]をオープンした。奥山さんから学んだ熟練の職人技を継承しつつ、自らの技術をさらに向上させることを生きがいとし、10年以上もブーツの修理に専念している。
レッドウィングのブーツの中でも、#875が一番のお気に入りだという。生涯にわたってレッドウィングを愛用してきた栁澤さんは、その歴史、耐久性、クラシックなデザイン、そして時代を超越した存在であるレッドウィング ブーツに信頼と安心感を抱いている。
「これからどんな未来が訪れようとも、死ぬまでブーツ修理屋以外はやらない」と彼が公言できるのは、彼のブーツ修理に対する覚悟と職人として技術を高めていくことを誇りに思っているからだ。
奥山さん:8インチクラシックモック #877 着用 / 栁澤さん:6インチクラシックモック #875 着用
レッドウィング社は100年以上の歴史を持つ企業であり、本物であること、伝統であること、そしてサスティナブル(持続可能)であることを誇りとしている。レッドウィング社は、すべての製品が最高の基準で作られており、耐久性だけでなく、古いものに新しい命を与える修理職人によっても支えられているのだ。この理念は、熟練したブーツ修理職人が見習いを雇い、技術を伝承してさらにそれを向上させ、次の世代に力を与える方法と同義である。初めは見習いだった駆け出しの職人が常に学び続け、自らの目標を見つけ出し、ブーツ修理の技術に新たなエネルギーをもたらしているように、レッドウィングという会社と製品も、時が経てば経つほど良くなっていく。
レッドウィングのブーツは最高の品質を誇り、彼らが最高にまで磨き上げた技術で仕事をするためにふさわしいポテンシャルを秘めている。これこそが、レッドウィング ブーツとブーツ修理職人の芸術の域にまで達した技術との間にある礎であり、時代を超越した情熱の上に築かれたつながりなのである。 #OUTOFFASHION
OUT OF FASHION
静 朋洋(しずか ともひろ)- 高崎市
静 朋洋(しずか ともひろ)- 高崎市
群馬県高崎市で110年以上の歴史ある古民家を改装し美容室を営む静 朋洋さん。もともとは東京の青山で美容師として働いていたが、一人のお客様にかけられる時間が限られ自分の理想とするサービスを提供するのが難しいということに歯痒さを覚えていた。朋洋さんの理想とする接客は、最初から最後まで一人の美容師が対応するというスタイルであり、お客様にとってもそのスタイルの方が喜んでもらえると考えていたが、都心の美容室では効率が優先され分業になってしまうことが多かった。分業によるメリットも理解していたが、朋洋さんにとってそれは理想の働き方ではなかった。「このお店に来るようになってこの街が好きになりました。」というお客様の言葉に勇気をもらったのをきっかけに、以前から朋洋さんが思い描いていた街に根付いた美容室を地元の群馬に開くことを決意する。
110年以上も前に建てられ長い間空き家だったこの建物に、朋洋さんは土間に一席のみの美容室を作った。自身の思い描いていた構想を実現させるのにピッタリなこの古民家に運命を感じ、自身で修繕しながら自宅でもあるこの古民家で「chab 美容室」を営んでいる。自身で家屋を修繕していく中で朋洋さんが特に気をつけていることは、元の姿をなるべく変えずに、身の回りにあるもので可能な限り当時の方法で直すことにしている。暖簾に使用している竹ひとつ取ってみても、ホームセンターに売っているものではなく、鉈を片手にその土地で取れる竹を取りに行くというのには驚きだ。彼にとって修理して長く使うということは、その都度新しい命を吹き込むことだと教えてくれた。
6インチクラシックモック #875 着用
この古民家に住み、自身で家を修繕しながら美容師としても日々技術を追い求める中で、シンプルなもの作りの中に当時の職人さんの緻密な仕事が随所に隠されているということに気付き、それは朋洋さん自身が美容師として大事にしているこだわりの一つでした。自らこの古民家を修繕する過程の中で、朋洋さんのこの家屋に対する愛情はさらに大きくなっていった。
6インチクラシックモック #875 着用
「chab 美容室」をはじめた朋洋さんにとっての一番の喜びはこの街に住む人と一緒に成長できる点だという。お客様の家族全員が「chab 美容室」に来ることも珍しくないそうだ。朋洋さんにとってこの古民家とレッドウィング ブーツには、修理をしながら長く愛用することができるという共通点があり、日々愛着が増していくばかりだと笑顔で教えてくれた。インターネットの普及によりあらゆるものが便利になり物も使い捨てになっていく世の中で、足元からしっかり支えてくれ安心感があるレッドウィング ブーツは、朋洋さんにとって自分を素敵な場所へ運んでくれるラッキーアイテムとして欠かせない存在となっている。 #OUTOFFASHION