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2024/07/05

「真夏にこそ似合う白ソールブーツ」
エディター小林 文が紐解くRED WINGの魅力 Vol.1

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「真夏にこそ似合う白ソールブーツ」
エディター小林 文が紐解くRED WINGの魅力 Vol.1

ファッションエディター小林 文が、体を張ってRED WINGの魅力を解説するこのコラム。Vol.1は青山店でストアマネージャー石井琢也さんに取材。自分の足に合うブーツの選び方やツウの紐の結び方、 お手入れ方法など。小林流、夏ブーツスタイルもご紹介します!

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はじめまして、ファッションエディターの小林 文と申します。まずはRED WINGと私の出合いのお話をさせてください。

2年前。コロナ禍で外出する機会がガクンと減り、脳内だけでも遠くに行きたくて、SNSで海外スナップを探して保存して…を繰り返していたあのころ。偶然見つけた見知らぬ外国人女性のRED WINGの着こなしに一目惚れし、私も…! と手に入れたのが人生初のRED WINGでした。

その後出産し、ブーツを履くことから遠ざかっていた私ですが、息子もひとりで歩けるようになり、玄関での時間にも余裕がうまれ、ブーツという選択肢もカムバック(うれしい…!)。そんなウキウキをどこかで見てくださっていたのか(?)コラム執筆の依頼をいただきました。

まずは、私のように“RED WING初心者”のかたへむけて、一旦ざっくりとブランドヒストリーをご紹介しましょう。


【HISTORY】
1905年、「足に合うレザーシューズを」という真摯でシンプルな想いのもと、アメリカ・ミネソタ州の小さな町レッドウィングシティに第一工場を構えてスタート。狩猟や鉱山労働など“働くための靴”として、絶大な信頼を寄せられる。その後、日常靴としてもひろがり、ファッションラインのウィメンズは2016年から。実は昨年就任したアメリカ本社のCEOも、日本の代表も女性!製造や材料、工程までアメリカ国内にこだわる、創業時から変わらぬメイドインU.S.A.ブランドです。




骨董通りにあるレンガ造りの青山店。日本第一号店として2014年からここにあります。何度も前を通っていますが、扉の向こうは未体験。おそるおそる入店すると、なんということでしょう! 女性向けラインナップで迎えてくれて入りやすい!



ブラウンとブラックを基調とした家具、モルタル床、そしてレザーのいい香りが漂う落ち着いた店内。骨董通りに背を向けたこのベンチに座って試着スタートです!



まずは専用の測定器で足のサイズを測ってくださいます。青山店ストアマネージャー石井琢也さん曰く、「たいていの人は左右でサイズが違う」そう。私の場合は、左のほうが甲が高いのだとか。



23.0cmと23.5cmの両方を試着(いつもスニーカーは22.5)。試着のポイントは「かかとをぴったり合わせる」こと。傾斜のついた台に足を乗せると、ピタッとかかとがフィットします。「つま先はゆとりがあってOK。日本人は甲が高いことが多く、つま先に合わせてしまうと甲が痛くなってしまうから要注意」。23.5cmも大きすぎる感じはありませんでしたが、見た目のバランスも含めて考慮し、23.0cmに決定!

サイズが決まったところで、初心者として気になる質問を石井さんにぶつけてみました。「紐って、どう結ぶとかっこいいですか?」です(笑)。



上の写真、どこが違うか、わかりますか? 答えは、紐のキツさです。左はギュッときつく、右はやや緩め。「ギュッと紐をきつく締めていると、お、かっこよく履いているなと思っちゃいます!」と石井さん。とはいえ、買ってすぐは革がかたいので、「最初は緩め(右)にしておいて、革が馴染んできたらきつく締めていけばいい」とのこと。レディースアイテムに使用している革はメンズアイテムよりも柔らかい革のため、ある程度(目安として2、3回くらい)履けば足に馴染んでくるのだそう! それともうひとつ。「上までしっかり紐を通すこと」も、かっこよく履きこなすポイントです。



ちなみに…これはスタッフの皆さんの私物。同じブーツでも、履く人のクセや頻度で表情が変わってくるんですね〜…素敵!

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さて、ここからは私が店内で選んだ、「夏にこそ履きたいブーツ」を3つご紹介します!

【STYLE NO.3375】
6-INCH CLASSIC MOC / ORO LEGACY
商品ページはこちら


まずは店内試着でも見せていたこちら。「クラシックモック」はブランドのアイコン的シリーズです。この赤みがかったブラウン、一見すごくカジュアルなのですが、だからこそエレガントな黒と好相性! 落ち感や肌の露出の多いドレッシィな黒ワンピに、ガツンとしたブーツ。いい意味での違和感がお互いの良さを引き立ててくれて、今っぽいスタイルに。レザーブーツですが、白いアウトソールで軽やか。インソールもクッション性が豊かで歩きやすく、弾むような履き心地です。


【STYLE NO.3328】
6-INCH CLASSIC MOC / CREAM ABILENE
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淡いベージュの色味が爽やかなこちら。同じような白やベージュとなじませてワントーンにしつつ、ブーツならではの重さで引き締め役になってくれます。元々デニムとの相性がいいRED WING。デニムパンツ✕ブーツはカジュアルすぎて私としてはハードルが高いですが、“デニム色”として取り入れるダンガリーシャツなら、ちょうどいいバランスです。


【STYLE NO.3319】
6-INCH CLASSIC MOC / DUSTY ROSE ABILENE
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適度に露出を抑えてくれるブーツは、大人のショートパンツスタイルの味方。ピンクは同じスウェードでもベージュよりも“かわいい”雰囲気で、渋い色ともマッチ。ブラウンはブーツのパイピングにも使われているカラーなので、特にしっくり。厚手のソックスをちら見せさせると、素肌とブーツがうまく繋がります。

ベージュもピンクも、それぞれハトメや紐まで同系色。ハイカットやハイテクスニーカーくらいのボリューム感・気軽さで履けるのが、初心者にはうれしいポイントです!

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最後にケア(スウェード編)について。

レザープロテクター
ラフアウト/ヌバック クリーナーキット


まずは買ったら、全体にプシューーーーっと防水スプレーを。専用のものも販売していますが、一般的な靴用防水スプレーでOK。30〜40分ほど放置して乾かしましょう。汚れたら、真鍮&ナイロン製のブラシ(かたい!)でケア。毛足の中に入ったホコリなどを、手首のスナップを使って下から掻き出すイメージ。ちょっとした汚れは消しゴムを使うのも効果的だそうです。

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Vol.1はここまで。いかがだったでしょうか。私のように“初心者”のあなた、気になるけれどハードルが高いと感じていたあなたに、この魅力が届いていたらうれしいです。Vol.2もお楽しみに!



【PROFILE】
AYA KOBAYASHI
Instagram↗︎ @kobayashi_bun

1985年生まれ。ファッションエディターとして、主婦の友社『GISELe』や講談社『mi-mollet』などで編集・執筆中。お笑いライターとしても活動。一児の母でもある。

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