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2023/04/22 FEATURE

OUT OF FASHION
宮﨑 慎子 – C'est la vie.
森田 幸次 – 日々木

宮﨑 慎子 / Noriko Miyazaki - C'est la vie.
森田 幸次 / Koji Morita – 日々木

STYLE NO. 3451 6-INCH CLASSIC ROUND


宮﨑慎⼦ Noriko Miyazaki (
Cʼest la vie.)

花屋店⻑を経験後、単⾝渡仏し帰国後2009年にCʼest la vie. を⽴ち上げる。
使われなくなった温室を⼈と植物の⼒で⽣まれ変わらせたショップ兼アトリエにて、植物の販売やレッスンを主宰している。
植物を使った店舗装飾、空間デザイン、ディスプレイ作品を創るなど活躍の場は幅広く、レッドウィング・シューストア池袋パルコ店の植物のディスプレイも担当している。

⾔葉を発しない⼩さな植物の命を⼤切に扱う宮﨑さんは「⼈と植物の共存」をテーマに、森や⼩さな⾃然の景⾊を切りとったような⾵景を創ることを得意としている。


STYLE NO. 3451 6-INCH CLASSIC ROUND


9歳くらいからずっとお花に興味を覚えて、趣味というか家帰ってお花をいじるっていうことが習慣でした。
そこからずっとですね。
メインのお花はお花屋さんでいっぱい飾ってあるじゃないですか。
でも私はそうじゃない脇のものが、そこらへんにあるような草花とか単体では華奢に⾒えるんですけど、集合させていくと、とても何かいいひとつの⾵景みたいに演出できたので、その魅⼒を皆さんに伝えたいと思ってそういうお花を集めました。

⾃分の⾜を動かして⾃分が動いているっていうことを意識すると、頑張っているなとか、今⽇もいっぱい動いたなとか、靴に意識を今まであまり持っていなかったので新鮮でした。

どうしても⼈だけの社会ではちょっと息苦しくなったり、すごくはしゃぎすぎたり、落ち込み過ぎたりっていうバランスが悪い時に、ずっと同じスタンスで⽣きている植物に触れるとすごいフラットに戻してくれる。
⾃然な姿っていうのが⼀番良いのと美しい。
あまり⼿を⼊れすぎないっていうのが、⾃分はすごい好きだし居⼼地がいいですね。
レッドウィングは私の⽇常ではとても今は⼤切な存在です。


STYLE NO. 9111 6-INCH CLASSIC ROUND


森⽥幸次 Koji Morita (⽇々⽊ Hibiki

埼⽟県所沢で⽣まれ育ち、東京理科⼤学を卒業後プログラマーとして働いた後、⼈の喜びを感じられる仕事がしたいとの思いから2010年「⽇々⽊」を⽴ち上げる。

「植物や⼈と対話するこの仕事を体が動く限りやっていきたい」

⼦供時代を過ごした場所を原⾵景とし、⾃然の中にいるような五感で感じる⼼地よい庭づくりを得意としている。


STYLE NO. 8083 IRON RANGER


⼩さい時に⾃分の実家は森もあったし林もあったし、川もあったんですよね。
川から流れてくるものを拾って、森に持っていって、遊び道具とか秘密基地を作っていました。
すごくワクワクしたし楽しかったですね。
サラリーマンになってすっかり忘れていたんですけど、転職して造園の仕事をし始めたら思い出してきて、だからお庭づくりってワクワクします。
作り込まれた植⽊じゃなくて、雑⽊林に⽣えているような樹種を使ってお庭を作るっていうのが⼤好きで、⾃然に雑⽊林に近いようなお庭を作っています。

レッドウィングは⾃分と⼀緒に作業をしてくれている感じがします。


[OUT OF FASHION ----- SINCE 1905]
これは現状を打開し、⾃分らしく⽣きることに挑むすべての⼈を称賛する取り組みです。
レッドウィングのように、アイコニックな⼈⽣を送る⼈々を『OUT OF FASHION』を通してご紹介します。


Starring

Noriko Miyazaki (Cʼest la vie.) Instagram↗︎ @n_cestlavie

Koji Morita (⽇々⽊/Hibiki)

Directed by Koichi Toya

Director of Photography_Kazuhiko Sonoda

Camera Assistant_Go Suzuki

interviewer_Nobuko Sugawara

Planning director_Takahiro Higashiyama

Produced by euphoria Factory

#OutOfFashion

2022/11/25 FEATURE

10/28(金) & 10/29(土) 北海道 江別蔦屋書店様にて開催されたトークイベントの模様をお届け

北海道 江別蔦屋書店様で行われたPOP-UP SHOP【RED WING Operation by UNIQUE JEAN STORE】内のイベントとして10/28(金) & 10/29(土) に開催されたトークイベントの模様をお届けいたします。
ご参加された方はもちろん、日程や場所的にご参加が難しかった方も当日の写真をご覧になって少しでも雰囲気を感じていただければと思います。


TALK EVENT 『My Red Wing Story Vol.1』
代表小林による本トークイベントでは、レッドウィングの魅力をより多くの方に深く広く感じていただけるように以下のトピックスにて進行させて頂きました。

◆ アメリカミネソタにあるRed Wing本社の紹介
◆ 工場での靴づくり行程のビデオと解説
◆ My Red Wing Story ~ 小林の個人的なレッドウィング・ストーリーや、代表になった経緯とブランドへの想い
◆ 参加者のみなさまのレッドウィング・ストーリー
◆ 道内の取扱店様のご紹介

お越しいただいた皆様にもトークにご参加頂いたイベントになりました。


<2022年10月28日(金) 18:00~19:00の回>






<2022年10月29日(土) 15:00~16:00の回>






ご参加頂いた皆様、そしてUNIQUE JEAN STOREスタッフの皆様、この度は本当に有難うございました。
トークイベントは今後も開催を予定しております。その際はぜひ奮ってご参加ください。皆様とお会いできることを楽しみにしております!

2022/04/21 FEATURE

レッドウィング・シューカンパニー 今月のTOPICS / RWJ代表 小林由生インタビュー日本語訳

レッドウィング・シューカンパニーの今月のTOPICSにジャパン代表である小林由生が採用され、インタビューが掲載されました。
サスティナビリティなどの観点から小林が描く今後のレッドウィングについて語らせて頂いた英語原文の日本語訳になりますので、ぜひご覧ください。

原文の英語元記事はこちら


レッドウィング・ジャパンの舞台裏にいる女性

私は言語、文化が交わる場所にいることがほとんどです。日本とアメリカの両方で生活し、そこで働いた経験から、人と文化を繋ぐ架け橋になれることに感謝しています。お互いのアイデアや価値観、そして経験を共有することで、世界にポジティブな変化をもたらすことができると信じています。

レッドウィングとの出会いにより、私の信念はより強くなりました。そして、より積極的な変化をもたらすために、それに相応しい人々と一緒に働くことが出来ている現状に感謝しています。私はレッドウィング・ジャパンの女性初の代表になれたことを光栄に思います。また、私は一児の母です。これは日本のリーダーの中では珍しいかもしれません。日本の母親や女性では珍しい境遇だと思いますが、私は自分が単なる女性リーダーではないと信じています。
私が情熱を注いでいるのは、私たちが築いているレガシー(遺産)、聖なるものとして維持しているサステナブル(持続可能)な活動、そして共感と思いやりをもってチームを導くことです。私の使命は人々に良い変化をもたらすことであり、自分のストーリーを共有することでそれを実現していきたいと考えています。


【アイデアと文化の交流】

日本ではレッドウィング・ブーツは1970年代からお客様に愛されているアメリカの伝統あるブランドです。ロングセラーのトップスタイルは、アイコニックな#8875 Oro-Russet LeatherのClassic Mocです。私たちは現在6つの直営店舗を運営していますが、そのうちの3店舗は2020年からのコロナ禍の厳しい情勢の中、新宿Flags、大阪LUCUA、渋谷PARCOにそれぞれオープンしています。レッドウィング・ジャパンのカントリーマネージャーとして、私はブランドの成長に尽力し現状打破し続ける強いパッションを持つ、素晴らしいチームを率いることができて光栄です。

私とレッドウィング・シューズとの旅は、これよりももっと前に始まりました。2006年、私はレッドウィング・シューカンパニーに入社し、最初の1ヶ月でミネソタ州レッドウィングシティにある本社に赴きました。15年前、当時今ほど英語が話せなかった私は、アメリカでどのように受け入れられるか心配でした。しかし、すぐに何も恐れることはないと分かりました。誰もが歓迎してくれて、親しみやすく、まるで ファミリー の一員になったかのようでした。また、ブランドや製品の背景にある伝統、そして正しいことをするためのアイデアに対する情熱をアメリカのスタッフから強く感じ、レッドウィング・シューズは自分にぴったりの会社だと確信しました。

その後、私はカスタマーサービスから品質保証責任者へとステップアップし、現在のポジションに就いています。その過程で、私は自分なりのリーダーシップスタイルを確立していきました。それは共感的でありながら分析的であり、情熱的でありながらも冷静であり、思いやりがありながらも強いというものです。レッドウィング・シューズと同様に、私も自分のスタイルを進化させています。さまざまな人と協力し、新しいアイデアを受け入れることで、私たちは共に適応し成長していくのです。


【古いものに新しい命を吹き込む】

レッドウィング・ジャパンの成長には、日本独自のアイディアを採用しながらも、アメリカ本社からのヒントを得ることが必要不可欠です。アメリカの工場を訪問したり、ブーツの製作者と話をする中で、私はレッドウィング・シューズの伝統と長い間受け継がれてきた文化に深く感謝しています。

レッドウィング・シューズは、私自身が情熱を持って取り組んでいるサステナビリティ(持続可能性)に根ざしたブランドです。私たちのクラフトマンシップへの取り組みは、素材を無駄にしないことです。1905年の創業以来、私たちは生産方法と靴作りの技術を守り続けています。私たちの製品は最高品質であり、生涯にわたって着用し、修理できるように作られています。


【ファストファッションやトレンドの変化が激しい世界でも、時代を超えて愛される私たちのブーツ】

日本ではこのメッセージを広めて、私たちのサステナビリティの価値を共有するコミュニティを育てています。私にとってサステナビリティとは、古いものに新しい命を与えることです。耐久性があり、修理して元の品質に戻すことができるものは一生、あるいはそれ以上の寿命を持つことができます。アパレルや靴など自らが身に着ける商品を一生愛用できるということが、まさにサステナビリティを体現していると思います。私は、高品質でサステナブルでいる事に決して妥協しない企業の一員であることを誇りに思います。


【次世代の女性に向けて】

レッドウィング・シューズの歴史と時代を超えたデザインにスポットライトを当てることでレッドウィング・シューズの価値観を広め、サステナビリティを実践することが私のレッドウィング・ジャパンでの役目だと思っています。しかし私にはそれとは別に、同じくらい重要なミッションがあります。それは、日本の次世代の女性リーダーにインスピレーションを与えたいということです。

リーダーシップを発揮して働く母親として、私は幼い娘に対し家庭を持ちながら情熱を持ってキャリアを積むことが可能だという事を示したいのです。
そういう私にとって、レッドウィングのブーツは頼れる「相棒」的な存在です。その中でも「クララ」は私が一番好きなレッドウィングのブーツです。朝、「クララ」ブーツの靴紐を一つ一つ結ぶとき、私は自分に自信がみなぎるのを感じます。力強さとエレガントさを同時に感じさせてくれます。レッドウィング・シューズが私に与えてくれるのと同じ自信を、より多くの女性に感じてもらいたいと願っています。その為に、日本でも女性向けの商品を紹介する機会を増やしていきたいです。

最終的には、レッドウィング・シューズを日本でより「ボーダレス」なブランドに育てることが私の目標です。サステナビリティ、インクルージョン、そして性別を問わずに着用してもらえる高い品質を誇るブランドです。世界に意味のある変化をもたらす企業の一員として、ユーザーの皆様や、レッドウィング・シューズの社員、レッドウィングに関わる全ての人が誇りに思えるようなブランドをこれからも守り、成長させていく事が私の願いです。


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2022/01/14 FEATURE

OUT OF FASHION
白川 裕規(しらかわ ゆうき)- 東京都

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白川 裕規(しらかわ ゆうき)- 東京都

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6インチクラシックモック #8179 着用

東京都・恵比寿にあるパーソナルがメインのキックボクシングジム[Bungeling Bay]。ここでチーフトレーナーを務める白川 裕規さん。キックボクサーなどの格闘家のセカンドキャリアが当時ほとんどなかったという現状を少しでもよくしたいとの思いでジムを立ち上げた彼の現役時代からの先輩に誘われ、パーソナルトレーナーのキャリアをスタートし、今ではジムの看板トレーナーにまで上り詰めた。あの時声をかけてもらえなければ今の自分はなかったかもしれないと当時を振り返り、格闘家としても大先輩のオーナーには感謝してもしきれないし、このジムをもっと盛りあげていきたいと笑顔で話してくれた。
多忙な毎日を送るなかで職業柄スニーカーを履くことが多かった白川さんだが、10年以上履いていなかったというレッドウィング ブーツをあるきっかけで再び履き始め、それからはほぼ毎日履いているという偏愛ぶり。仕事着でもあり、それ以外もほとんどこれしか履いていないというジョガーパンツに合わせるのが白川さんのスタイル。

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6インチクラシックモック #8179 着用

レッドウィング ブーツはジーンズなどのアメカジファッションに合わせる物と考えていた白川さんはトレードマークであるジョガーパンツにレッドウィング ブーツを合わせるのには抵抗があったが、いざ合わせてみると意外なほどに馴染みトレンドやスタイルに影響されないレッドウィングの普遍的な魅力を再発見したという。
もともとブーツなどの革靴は適正サイズよりも大きめを選び、シューレースを結ぶのが面倒だと思っていた白川さんは直営店でのフィッティングサービスを体験し、サイズ選びの大切さを知った。自分に合ったサイズと靴紐を上まで結ぶ事で得られる履き心地の良さを実感し、レッドウィングが持っているワークブーツとしての本来の機能性やそのフィット感に惚れ込み、今では毎日レッドウィングを履くほど愛用している。あれだけ毛嫌いしていたシューレースを毎朝結ぶのでさえ楽しくなってきたと白川さんは語る。
本質を理解しそれを体験することで得られる充実感は、苦手意識すらも変えてしまうと白川さんが教えてくれた。
あらゆる職業や年代の人々に愛されるレッドウィング ブーツのように、白川さんはその行動力と柔軟な考え方でプロの格闘家から一般の生徒まで幅広い支持を集めている。

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6インチクラシックモック #8179 着用

親しかった友人の死や新しい命が生まれてくる日常の中で、過ぎゆく毎日が当たり前ではなく奇跡の連続によってできていると今年40歳になって改めて感じる事があるという白川さん。若い世代には毎日を大切にいろいろなことに挑戦してほしいし、大切な時間をパーソナルトレーニングに使ってくれているお客さんには「一人ひとりの楽しいという気持ちにコミットし続ける」というのが彼の目標だという。
そんな一日一日を大切に過ごす白川さんにとって一番大事な時間は家族と共に過ごす時間であり、毎朝の日課になっている散歩も彼の足元はレッドウィング ブーツだ。 #OUTOFFASHION

2021/10/05 FEATURE

OUT OF FASHION
奥山 武(おくやま たけし)- 東京都
栁澤 雄太(やなぎさわ ゆうた)- 熊本県

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奥山 武(おくやま たけし)- 東京都 / 栁澤 雄太(やなぎさわ ゆうた)- 熊本県

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8インチクラシックモック #877 着用

奥山さんはアメリカ製のワークブーツへ強いこだわりを持ち、ブーツリペアの分野でも高い評価を得ている。今では日本で最も卓越した技術を持つ職人であり、レッドウィング ブーツの修理にかける思いは特別なものがある。オリジナルに劣らない修理のクオリティを求めアメリカの数々の有名なブーツ工場を訪れ、そこでブーツ修理の真髄となるラストを使った修理に着目し、自社で修理のためだけのラストを用意するに至った。練りコルクやブーツ専用の釘、接着剤の塗り方一つにまで細部にこだわり、その技術やクオリティは世界レベルにまで到達している。
レッドウィングのブーツを何度も修理したり、自らオリジナルブーツを開発したりする過程で、彼はレッドウィング製品の機能美とその製造過程や値段の設定などにおいて学ぶべき事が尽きないと言い、レッドウィング製品の高品質、耐久性、そして製品が所有者よりも長持ちする可能性を考慮すると、レッドウィング製品の価格は非常に良心的だと話してくれた。過去19年間、彼は自身の修理技術に磨きをかけ、使う材料や道具、機械を常により良いものに改善し続けてきた。彼にとってレッドウィング ブーツは、彼の専門性にマッチし互いに高め合う事ができる最高の相棒となっている。
奥山さんは、まさに「流行に左右されない」「自分らしく生きる」ことを体現している人です。レッドウィングのブーツの中でも#877は、彼にとっていつまでも変わらないアメリカを感じさせてくれるというお気に入りのブーツになっている。

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6インチクラシックモック #875 着用

栁澤さんは、今後のブーツ修理業界を担っていく上で大きな可能性を秘めた人物です。奥山さんのもとで修行を積んだ後、ブーツ修理への情熱を故郷の熊本に持ち帰り、自身の店[ECHOES]をオープンした。奥山さんから学んだ熟練の職人技を継承しつつ、自らの技術をさらに向上させることを生きがいとし、10年以上もブーツの修理に専念している。
レッドウィングのブーツの中でも、#875が一番のお気に入りだという。生涯にわたってレッドウィングを愛用してきた栁澤さんは、その歴史、耐久性、クラシックなデザイン、そして時代を超越した存在であるレッドウィング ブーツに信頼と安心感を抱いている。
「これからどんな未来が訪れようとも、死ぬまでブーツ修理屋以外はやらない」と彼が公言できるのは、彼のブーツ修理に対する覚悟と職人として技術を高めていくことを誇りに思っているからだ。

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奥山さん:8インチクラシックモック #877 着用 / 栁澤さん:6インチクラシックモック #875 着用

レッドウィング社は100年以上の歴史を持つ企業であり、本物であること、伝統であること、そしてサスティナブル(持続可能)であることを誇りとしている。レッドウィング社は、すべての製品が最高の基準で作られており、耐久性だけでなく、古いものに新しい命を与える修理職人によっても支えられているのだ。この理念は、熟練したブーツ修理職人が見習いを雇い、技術を伝承してさらにそれを向上させ、次の世代に力を与える方法と同義である。初めは見習いだった駆け出しの職人が常に学び続け、自らの目標を見つけ出し、ブーツ修理の技術に新たなエネルギーをもたらしているように、レッドウィングという会社と製品も、時が経てば経つほど良くなっていく。
レッドウィングのブーツは最高の品質を誇り、彼らが最高にまで磨き上げた技術で仕事をするためにふさわしいポテンシャルを秘めている。これこそが、レッドウィング ブーツとブーツ修理職人の芸術の域にまで達した技術との間にある礎であり、時代を超越した情熱の上に築かれたつながりなのである。 #OUTOFFASHION

2021/08/07 FEATURE

OUT OF FASHION
静 朋洋(しずか ともひろ)- 高崎市

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静 朋洋(しずか ともひろ)- 高崎市

群馬県高崎市で110年以上の歴史ある古民家を改装し美容室を営む静 朋洋さん。もともとは東京の青山で美容師として働いていたが、一人のお客様にかけられる時間が限られ自分の理想とするサービスを提供するのが難しいということに歯痒さを覚えていた。朋洋さんの理想とする接客は、最初から最後まで一人の美容師が対応するというスタイルであり、お客様にとってもそのスタイルの方が喜んでもらえると考えていたが、都心の美容室では効率が優先され分業になってしまうことが多かった。分業によるメリットも理解していたが、朋洋さんにとってそれは理想の働き方ではなかった。「このお店に来るようになってこの街が好きになりました。」というお客様の言葉に勇気をもらったのをきっかけに、以前から朋洋さんが思い描いていた街に根付いた美容室を地元の群馬に開くことを決意する。

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110年以上も前に建てられ長い間空き家だったこの建物に、朋洋さんは土間に一席のみの美容室を作った。自身の思い描いていた構想を実現させるのにピッタリなこの古民家に運命を感じ、自身で修繕しながら自宅でもあるこの古民家で「chab 美容室」を営んでいる。自身で家屋を修繕していく中で朋洋さんが特に気をつけていることは、元の姿をなるべく変えずに、身の回りにあるもので可能な限り当時の方法で直すことにしている。暖簾に使用している竹ひとつ取ってみても、ホームセンターに売っているものではなく、鉈を片手にその土地で取れる竹を取りに行くというのには驚きだ。彼にとって修理して長く使うということは、その都度新しい命を吹き込むことだと教えてくれた。

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6インチクラシックモック #875 着用

この古民家に住み、自身で家を修繕しながら美容師としても日々技術を追い求める中で、シンプルなもの作りの中に当時の職人さんの緻密な仕事が随所に隠されているということに気付き、それは朋洋さん自身が美容師として大事にしているこだわりの一つでした。自らこの古民家を修繕する過程の中で、朋洋さんのこの家屋に対する愛情はさらに大きくなっていった。

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6インチクラシックモック #875 着用

「chab 美容室」をはじめた朋洋さんにとっての一番の喜びはこの街に住む人と一緒に成長できる点だという。お客様の家族全員が「chab 美容室」に来ることも珍しくないそうだ。朋洋さんにとってこの古民家とレッドウィング ブーツには、修理をしながら長く愛用することができるという共通点があり、日々愛着が増していくばかりだと笑顔で教えてくれた。インターネットの普及によりあらゆるものが便利になり物も使い捨てになっていく世の中で、足元からしっかり支えてくれ安心感があるレッドウィング ブーツは、朋洋さんにとって自分を素敵な場所へ運んでくれるラッキーアイテムとして欠かせない存在となっている。 #OUTOFFASHION