「ほ〜そ〜ん」という「ホーソーン」の話

どうも、おじいです。
レッドウィングのラフアウトって魅力的だよね。
スエードの靴って履き込むとクタクタになってエイジングというより、くたびれた感じの雰囲気が勝ってしまうんだけと、うちのラフアウトレザーは厚さと腰があって履き込んでもしっかりと型を保ちながら味が出てくる。
それが汚れても格好良く見える要因の一つなんだよね。

以前は#8173という品番で30年くらい定番展開していたのだけど、コロナ禍の影響で生産中止になり、改めて#8833として復活しました。
変更点は
WidthがE(通常幅)→D(若干細め)
パイピングの色が黒から茶
シューレースがトラ紐からベージュ
に変更になりました。

このブーツに使われている「ホーソーン・アビレーン」と呼ばれるレザーは1959年に発売されたペコスローパー#1188用に開発されたという話があり、初期のラフアウトレザーは「Laredo」と呼ばれる、今よりも黄土色に近い色目で鞣されていました。
正確な年はわからないけど、1980年代に現在の明るい色へ変更となって今に至ります。
このホーソーン・アビレーンは油分をほとんど含んでいない革なので、最初は足なりに革が曲がらず硬いのですが、履き込むほどに靭やかになり柔らかくなっていきます。
また、一枚革を裏返して使う肉厚なラフアウトレザーは靴の内面が一番丈夫な銀面になることと、表面の起毛が外部からの衝撃を和らげるクッションの働きをするため、表革の靴よりも丈夫だという説が有るとか無いとか・・・。

まぁ、蘊蓄はこれくらいにしてスエードの靴を探している貴方。
完成された形と丈夫な作り、修理しながら永く付き合える本物のブーツ。
ここに有ります。

買ったら、防水スプレーを全体に吹きかけてから履き始めると汚れが付きにくくお勧めです。
あとは簡単にブラシをかけて、たまにクリーナーバーで擦って部分的に汚れを落としてもらえれば格好良く育ちます。
スムースレザーのブーツのエイジングが一段落したら、次はラフアウトを育ててみては？

宜しければお店に来て履いてみて下さい。
自分のサイズがわかる方はオンラインストアでもどうぞ！
エイジングの楽しみの幅を広げていきましょう。