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RED WING

青山店

173cm

「生と塩漬け」
どうも、おじいです。
シャケの話ではないよ。
レッドウィングの革の話。

レッドウィングに詳しい方なら、自社で革工場を持っているのをご存知の方もいるはず。
革工場を持っているということは、原皮から製品まで一貫して製造ラインに乗せられるということ。
これは革を仕入れるお金を外部に払わなくて良いので、靴の開発や価格に反映できるということ。
革を仕入れることなく自社で開発できるため細かい指定や調整が社内で行え、希望に近い革が作れるということ。
革屋さんに有る革を選ぶのと、自分達で革を作るのだと、どちらの方が選択肢が多いかはお分かりですよね。
自社で革が鞣せるということはとんでもないメリットが有るのです!

さてさて、もう少し細かい話をしていきますね。
僕達が販売しているレッドウィングで使われている革はステアハイドと言って、牛の皮になります。
ステアとは、肉牛用に育てられ去勢された雄牛を指します。
主にアメリカ南部の牧場で育てられた牛の皮がレッドウィングの革工場に運ばれて来るんです。
この「運ばれる」という作業でも一般的な革工場と違う所があります。
お肉を取られた牛の皮は、なんと生のままレッドウィングの革工場に運ばれて来ます。
僕らはこれを「フレッシュハイド」と呼んでいます。
一般的にはどうやって運ぶかって?
それは、革が腐らないように塩漬けにして運びます。
こちらの革のことを「ソルテッドハイド」と呼びます。
お漬物みたいだね。

ここで文頭の「生と塩漬け」のタイトルにつながりました。

例えば野菜で考えてみましょう。
「生の野菜」と「漬物の野菜」それぞれの良さが有りますが、素材本来の風味が楽しめるのはどちらでしょうか?
そうです!生の野菜ですよね。
それと同じ事がレッドウィングの革にも言えるのです。
アメリカで今も作っている靴メーカーだからこそ、アメリカ産のステアハイドを塩漬けせずに革工場ぶ事が物理的に可能なんですね。
新鮮な原皮を自社工場で革に鞣めせる。
これもレッドウィングならではの強みの1つになります。
気をつけて欲しいのは、塩漬けの革が悪いということではないということ。
塩漬けは物を腐らせないようにする人類の知恵なので、この方法も沢山のメリットが有り、逆を言えばこの方法が有るからこそ遠くまで物を運ぶことが出来る訳だからね。

今日のおさらい。
・「ステアハイド」
去勢された雄牛の革

・「フレッシュハイド」
塩漬けされていない生の原皮

・「ソルテッドハイド」
塩漬けされた原皮

今回は皮を鞣す前のお話でした。
少しは楽しめましたか。
お店に来て商品を見て感じてくださいね。
お待ちしております。